トヨタ アクアをマイナーチェンジして2017年6月19日発売!新型フィットとノートe-POWERに対抗
現行型アクア
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トヨタ自動車の人気コンパクトカーのアクアが2017年6月19日にマイナーチェンジを実施する。

現在コンパクトカー市場では、日産のノートが2016年11月のマイナーチェンジでe-POWERモデルを追加して以来、アクアを超える人気を集めており、アクアにとっては厳しい状況となっている。

その上、2017年6月にはホンダのフィットもマイナーチェンジを実施して大幅なリニューアルが図られる。

また、同じトヨタのコンパクトカーのヴィッツにハイブリッドモデルが今年1月に加わり、コンパクトカー市場は激動の時期を迎えている。

そんな中、アクアは、フルモデルチェンジしても不思議ではない時期ではあるものの、今回現行型2回目のマイナーチェンジという形で次期モデルまで乗り切る構えだ。

トヨタ アクアが2度目のマイナーチェンジ!その内容は?

画像は現行型アクア

アクアのマイナーチェンジは2017年6月19日に実施される見通しである。

現行型最後の大幅改良と思われる、今回のマイナーチェンジの内容は以下の通りだ。

<デザインの改良>

マイナーチェンジということもあり、現行型で2度目のデザイン変更が行われる。

新型アクアのデザインは、エクステリア・インテリア共にて改良が行われることとなる。

〇エクステリア(外観)について

まず、エクステリア(外観)については、

  • ヘッドライトのデザイン変更
  • ヘッドランプをハイ&ロー共にLEDへ変更
  • 15インチアルミホイールを新しいものへ変更
  • コンビランプのデザイン変更
  • フロントバンパーデザインの変更
  • フロントフェンダー&ボンネットフードの変更
  • ルーフスポイラーの変更
  • タイヤサイズを10㎜拡大

といった内容の改良が行われる見通しだ。

これによって、フロントフェイスの印象はマイナーチェンジよりも知的なものへと変えられる。

細かい所で見ると、バンパーにあったターンシグナルがヘッドライトの中に移動したり、リアのリフレクターをバンパーへ移動するといった形になる。

ちなみに、新型アクアのボディカラーについては、

  • ディープアメジストマイカメタリック
  • フレッシュグリーンマイカメタリック
  • クールソーダメタリック

が廃止され、代わりに

  • クリアエメラルドパールクリスタルシャイン
  • ジュエリーパープルマイカメタリック
  • ベースソリッド(クロスオーバータイプ用)

が新ボディカラーとして追加される。

〇インテリア(内装)について

インテリア(内装)については、主に質感向上を図った改良が行われる。

インテリアの変更ポイントとしては、

  • シルバー加飾の追加(ステアリングホイール、カップホルダー等)
  • シート表皮の改善
  • センタークラスターの造形改良
  • TFTインフォメーションモニターを標準装備(Lグレード除く)
  • ステラリングスイッチを標準装備(Lグレード除く)
  • イモビライザーを標準装備(Lグレード除く)
  • グローブボックスにソフトトレイを追加
  • 空調ダクトを改良
  • ホワイト合皮仕様をGグレードとクロスオーバーモデルのソフトレザーセレクションに追加

といった内容になる見込み。

マツダのデミオなど近年はコンパクトカーでも質感の高いインテリアが採用されてきているが、アクアもGグレードのソフトレザーセレクション等で負けずと質の高いインテリアを目指す。

<燃費性能の向上>

燃費性能については、コンパクトカーとして現在No1なのが日産のノートe-POWER。

ノートe-POWERは、最軽量グレードがJC08モード37.2km/Lとなっている。

対して現行アクアは、37.0km/L。

この状況を打開するためにも、アクアは、今回のマイナーチェンジでハイブリッドユニットの制御やエンジン燃焼技術を改良し、カタログ燃費性能38.0km/Lとマイナーチェンジ前よりも1.0km/L性能を向上させる見込み。

アクアは、これまでナンバー1の燃費性能を売りにしてきただけに、再びナンバー1の座を奪回にとりかかることとなる。

アクアX-URBANを「アクアクロスオーバー」へ変更

アクアは、前回の2014年に実施したマイナーチェンジでは、SUVモデルとなるアクアX-URBANを新しくラインナップさせていた。

アクアX-URBAN

アクア 2014年のマイナーチェンジ情報!SUVも追加に!

今回のマイナーチェンジ以降は、X-URBANの名称が「クロスオーバー」へと変更されることとなった。

アクアクロスオーバーでは、X-URBAN特別仕様車「SOLID」で採用されていたブラックのフロントグリル、バンパースポイラー、ルーフモールが標準装備という形となる。

X-URBAN SOLID

またX-URBANでは販売店装着オプションだった専用フェンダーアーチモールも標準装備される(これによって全幅は1715mmとなり3ナンバーサイズになる)。

国内外問わず、人気が高まっているSUVの要素を取り入れた今一つ盛り上がりに欠けているX-URBANは、今回、「アクアクロスオーバー」へと改良することで、その需要を高めることを目指す。

ちなみに、クロスオーバーの発売時期は、アクアのノーマルモデルよりやや遅れて7月頃になる見通しだ。

アクアG'sはGRシリーズとして2017年秋登場予定

専用のパーツやサスペンションのチューニングが施されてスポーツコンバージョン車として発売されていたアクアG'sは、一旦販売終了となり、2017年秋頃にGRシリーズとして復活する見通しとなっている。

次期アクアへのモデルチェンジは2019年頃か

今回、現行型2度目となるマイナーチェンジで延命を図るアクア。

Bセグ車向けのトヨタ最新のプラットフォーム「TNGA-B」を搭載した次期アクアが発売されるのは、2019年頃になると思われる。

少なくとも、いくらトヨタと言えども、コスト等を考えると、アクアがマイナーチェンジをした2017年の一年後の2018年にフルモデルチェンジをするとは考え難い。

また、他メーカーのコンパクトカーの進化も進んでいる。

アクアのライバル車を見渡すと、

  • 新しい電気自動車と謳って「シリーズハイブリッドシステム」を搭載した日産ノートe-POWER

ノートe-POWERの情報はこちら

  • ACC、LKAといった準自動運転技術を搭載したホンダセンシングを搭載するホンダのフィット

マイナーチェンジ後のフィットの最新情報はこちら

というように、ハイブリッドや安全装備等、続々と最新技術を導入している状況だ。

また、マツダのデミオのようにプレミアムコンパクトを目指す車種もある。

それだけではない。

同じトヨタの身内のヴィッツにハイブリッドモデルがラインナップされたことから、これまでのガソリン車ならヴィッツ、ハイブリッド車ならアクアという差別化が難しい状況にもなっている。

この状況であと2年戦えるのかどうか、やや心配ではあるが、圧倒的なブランド力やナンバー1の低燃費のアピールが活かせる内は、大丈夫だろう。

正直な所、自動ブレーキの歩行者検知に対応とACCに対応したトヨタセーフティセンスPを今回のマイナーチェンジで搭載することが最大のライバル対抗策となると筆者は思うのだが、それは次期モデルまでおあずけか。

アクアのマイナーチェンジに関する最新情報が入れば、追ってお伝えする。

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