
トヨタ自動車のカローラフィールダーとカローラアクシオのマイナーチェンジが2017年10月11日に実施された。
カローラと言えば、次期モデルの投入が2019年になる見通しであり、今回の改良が現行モデル最後のリニューアルとなるだろう。
そんなカローラのマイナーチェンジの変更点に関する注目ポイントを紹介する。
この記事に書かれていること一覧
カローラ フィールダー&アクシオのマイナーチェンジ最新情報
カローラーのマイナーチェンジの注目内容は、
- 外観、内装のデザイン変更
- 燃費性能
この2つとなる。
外観と内装の内容を一部変更
今回のマイナーチェンジで外観内容に関して、一部変更が行われた。
フロントバンパー&グリルデザインがマイルドなデザインへと変更され、全体的にスマートな印象に。
“W×B”グレードでは専用となるメッシュパターンのグリル採用でよりスポーティでスタイリッシュなデザインを表現。
また、
・セダンのカローラアクシオにはリヤスポイラーを採用し、スポーティさを追求
・ステーションワゴンカローラフィールダーには、シルバー塗装を施したルーフモールを設定
というような工夫も。
さらに、“W×B”専用色としてブラッキッシュアゲハガラスフレークとセンシュアルレッドマイカ(各オプション設定)がされている。
安全装備を拡充
今回のマイナーチェンジにて「Toyota Safety Sense C」が標準装備されることとなり、さらにインテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)も設定されることとなった。
インテリジェントクリアランスソナーは、アクセルペダル踏み間違い時の衝突被害軽減に寄与する装備となっている。
また、スマートエントリー&スタートシステムの設定の拡大や、定速走行が可能なクルーズコントロールも新設定された。
マイチェンで燃費性能向上
カローラのハイブリッドモデルについては、マイナーチェンジで若干の燃費性能向上が図られた。
マイナーチェンジ前のカローラハイブリッドのスペックは、
<エンジン>
最高出力:54kW[74PS]/4,800rpm
最大トルク:111Nm[11.3kgm]/3,600~4,400rpm<モーター>
最高出力:45kW[61PS]
最大トルク: 169Nm[17.2kgm]
システム最高出力 :73kW[100PS]<燃費性能>
JC08モード:33.8km/L
となっているが、システムについては変更はなく、燃費性能がわずかに向上して34.4km/Lを実現させている。
現行型最後のモデルに!2019年に世代交代の見通し
今回の改良が現行型モデル最後の商品力向上の改良となる見通しだ。
そして2019年頃には、次期カローラへとフルモデルチェンジし、今度のカローラは、グローバルモデルとして3ナンバーモデルへと進化すると見られている。
次期カローラに関しては【カローラのフルモデルチェンジ情報】の記事にて詳しく解説しているので合わせてお読みいただきたい。
つまり、現行カローラが5ナンバーサイズとしては最後のシリーズになる可能性があるため、5ナンバーカローラを求める方は、今回が最後の買い時になる可能性が高い。
カローラフィールダー アクシオのマイナーチェンジに関するまとめ
かつての大衆車としての役割はプリウスとアクアに奪われていると言っても過言ではない状況だが、まだまだ需要とブランド力は衰えていない。
【クラウンのフルモデルチェンジ情報】の記事にあるように、トヨタは、2018年に次期クラウンをデビューさせる見通しであり、次期カローラは新世代クラウンに続いてのデビューとなるか注目である。
また、廃止も噂される【次期マークXのモデルチェンジの動向】も気になる所。
ひとまず、カローラは、次期モデル登場間近と見られるため、今回の改良でどこまでお買い得な仕様をラインナップさせて売り切ることができるのか注目だ。