
ホンダが2015年5月15日に新型車として発売するシャトル。
フィットシャトルがフルモデルチェンジされ、ターボエンジンを搭載するという記事を3月に書いたが、フィットブランドからの独立という形での発売となったようだ。
参考記事
新型フィットシャトルの2015年にフルモデルチェンジ
先行公開という形でホンダはすでにホームページを立ち上げているが、そこには、かつて噂されたターボエンジン搭載やホンダセンシング搭載の記載は4/26現在ない。燃費や価格についても不明で、発覚すればお伝えする。
この記事に書かれていること一覧
ホンダ シャトルを新型ブランドに!

また、ヘッドライトの下部が斜め上にシャープにつり上がっている点やグリルのソリッドウィングフェイスが強調しすぎていない点が、より美しい印象を与えてくれる。
特にソリッドウィングフェイスのデザインが、フィットやグレイスに比べて、筆者としては格段にかっこよく見える。
このフロントデザインどこかで見たことがあると思ったら、アーバンSUVコンセプトだ。
ヴェゼルではなく、シャトルにこのデザインが参考にされるとはまさか思わなかったので、ある意味サプライズである。
インテリアについては、木目調の部分が上手く高級感を演出しており、フィットより上級な車ということを示しているかのようだ。
何となくジェイドのインテリアに似た印象も持った。

シャトルのライバル車。ジェイドとの差別化は?

もともとフィットシャトルのライバルと言えば、カローラフィールダーを思い浮かべるが、ワンランクレベルが上がったようにも思えるシャトルのライバルがいったい何なのかが気になる。
レヴォーグやアテンザワゴンがライバルというのでは、少々ハードルが高く、それでは、ジェイドのターゲット層を喰うことにもなってしまう。
かといってカローラフィールダーよりも上級に見えてしまうので、ウィッシュやインプレッサスポーツ、アクセラといったところが無難な所だろうか。
ただ、先程も述べたように、ジェイドと多少ユーザー層が被ってしまうのではないかという心配もあるのだ。
本来シャトルは、フィット以上ジェイド未満という立場であるはずだ。
確かにジェイドの方がインテリアの高級感や、装備でもノイズリデューシングアルミホイールタイヤの採用などで差は、あるものの、デザインを高級化して、4WDも設定できる上に、価格がジェイドよりお手軽となれば、ジェイドからシャトルに流れるユーザーもいるだろう。
ホンダセンシングがカギを握る!?

ホンダのシャトルの先行公開ページではホンダセンシングの搭載が記載されていない。
もはやホンダセンシングを搭載することは当たり前だから、わざわざ書いていないのか、それとも本当に搭載されないのか、気になるユーザーはいるはずだ。
そこで、思いついたのが、ジェイドとの大きな区別化の一つとして、ホンダセンシングの有無というところをホンダは狙っているのではないかということだ。
シャトルにはホンダセンシングが搭載されず、ジェイドには搭載される。
こうなれば、ジェイドの層のユーザーがシャトルに流れにくくすることができる。
今後ほとんどの車にホンダセンシングを搭載していく予定といわれていることから、さすがにそのようなことがないと思いたいが、可能性としてはありそうだ。
【追記】
発売時にホンダセンシング搭載はなし。
2017年のマイナーチェンジにて全グレードに標準装備された。
従来のストリーム的位置に?

そうなれば、シャトルこそ、従来のストリームの位置に来る車という見方もできなくもないとは言えないだろうか。
わざわざ、フィットというブランドをはずしたのであるから、ホンダとしても、そのような意図をもっていてもおかしくないだろう。
ホンダファンの方からすると異論はあるかも知れないが、是非意見を聞かせていただければありがたい。
シャトルに対するVoice
・FITの名が取れたけれど、まさか3ナンバーにならないよな
・JADEと並べて比べてみたいな
・従来のフィットシャトルのように、フィットを伸ばしたデザインじゃなくて良かった。
・FITシャトルにの後継の様な、グレイスのステーションワゴン版の様な。使い勝手は良さそうな車だ
・シャトルに独立したのかー。フィールダー対抗なんかな
・ホンダのフィット、ヴェゼル、シャトルとハイブリッドで4WDが続いて登場している。ユーザーニーズ分かってるなー。
・フィットの名前を敢えて捨てたチャレンジ精神は評価
・jadeもこんなんとちゃうかったっけ
<Twitterより>
シャトルに期待する声は多い。ただ、従来のフィットシャトルファンとしてはサイズが巨大化しないかどうかということなど気になるようだ。
また、ジェイドと比較する声も上がっており、発売後は、ジェイドとシャトルの評価がどう出るかに注目したい。
最近のホンダは新型車ラッシュであるが、まさかフィットシャトルも思い切ってフィットブランドをなくしてくるとは思わなかっただけに、非常に楽しみな車である。