
スバルのレガシィB4が2020年秋に日本国内生産を終了する。
この衝撃的なニュースを日刊工業新聞が報じたのは2019年4月。
すぐさまこの事は話題となり、生産終了のことを販売終了と勘違いしてレガシィB4が日本で買えなくなると思った人も多い。
実際に報じられた内容は、
- レガシィB4の国内工場での生産を2020年秋に打ち切り、米国工場SIAでの生産に集約
- 日本での販売は今後米国からの輸入という形になるかどうか未定の状況
というものだ。
なので、レガシィB4が日本で廃止されると決まったわけでなく、今後は米国産のレガシィB4を日本で発売する可能性が残されているのだ。
この記事に書かれていること一覧
レガシィB4 2020年に日本で廃止される可能性
2020年秋に国内生産を終了と聞けば、
- 2020年秋まで日本で現行型を発売するのか
- 海外向けのモデルの都合で2020年秋としているのか
この2つの疑問が抱く。
筆者としては後者の可能性が高いと予想する。
そもそも日本で廃止するならば、2020年秋までわざわざ販売を伸ばす必要性がないだろう。
海外モデルのB4のモデルサイクルの都合上、2020年秋まで国内工場で作らざるを得ないのではないか。
ちなみに、レガシィB4が国内販売終了かを見極めるタイミングは2019年秋となりそうだ。
F型もしくはファイナルエディションが発表されると終わり
現行型レガシィB4は、毎年9月に年次改良を発表している。
なので、今年の秋には通常であれば次期モデルのフルモデルチェンジに関する発表があるだろう。
ちなみに、2020年に発売が延期という噂もあるため、次期型の発表がさらに遅れる可能性はある。
だが、もしも2019年秋に次期型ではなくF型への年次改良が発表された場合は、販売終了のフラグと予想できる。
年次改良から大抵一年はその型を販売を継続することになるが、2019年秋にF型のB4が出た場合、2020年秋まで販売されることとなる。
それはつまり、国内生産終了の時期と一致する為、F型のB4が出た場合は、国内販売終了を覚悟しておいた方がいいだろう。
また、ファイナルエディションのような特別仕様車が発表された場合も、同じく国内撤退の可能性が高いと言える。
レガシィB4の後継役割を次期WRX S4が担えるのか
日本でレガシィB4が廃止された場合、後継的役割を担えるのはWRX S4しかいない。
そうなると、次期WRX S4は役員車としても活用できる程の質感向上が求められる。
苦肉の策として、次期WRX S4にラグジュアリーグレードを追加して、現在のB4のポジションを担うという形が取られるかもしれない。
次期レガシィB4は日本発売で継続と予想
なんだかんだ言っても、筆者は、結局のところ次期レガシィB4は日本で発売されると予想する。
カムリはともかく、アテンザ、アコードというようにライバルメーカーがこのクラスのセダンを諦めていない以上、フラグシップのレガシィが撤退というのはにわかに信じがたい。
マツダに関しては、次期アテンザをFR化させるだけでなく、アテンザ以上の最上級モデル投入の可能性も取りざたされている。
ホンダに関しては、販売台数が2桁台のことがあるアコードさえも、2019年に次期型の日本導入が有力だ。
そんな状況の中、スバルも次期レガシィB4の日本発売で、B4復活を目指してもらいたい。
次期レガシィB4の詳細に関しては、【次期レガシィB4 フルモデルチェンジ最新情報】の記事で記載しているので合わせて参考にしていただきたい。