
レクサスのコンパクトハッチバックカーのレクサスCTが2017年8月24日にマイナーチェンジを実施。
新型CT200hは、マイナーチェンジによって、外観と内装が改良され質感向上するとともに、レクサスの先進装備であるLexus Safety System +(レクサスセーフティシステムプラス)が標準装備されることになった。
そんな新型レクサスCT200hのマイナーチェンジに関する注目の変更点をお伝えする。
【次期モデルの情報はこちら】
>>次期レクサスCTのフルモデルチェンジ最新情報
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新型レクサスCT200h マイナーチェンジ最新情報!
2017年8月24日にマイナーチェンジが行われた新型レクサスCT200hの内容として注目ポイントは、
- 外観・内装の変更内容
- 安全装備
- 今後の動向
という部分になる。
新型レクサスCT200hのマイナーチェンジ後の外観デザイン
新型レクサスCT200hのマイナーチェンジ後の外観デザインの画像は以下の通りだ。
フロントグリルとなるスピンドルグリルのメッシュデザインが新しいデザインへと変更されることになった。
またヘッドランプ上部には、LEDのアローヘッド形状となるクリアランスランプを採用。
フロントバンパーやフォグランプについてもデザインの変更が行われている。
全体的にマイナーチェンジ後のレクサスCT200hは、スタイリッシュでかつ、レクサスLC以降にも通じる洗練されたフロントマスクへと変化を遂げている。
次にリアのデザイン画像がコチラ。
リアコンビランプの形状が変わって、レクサス車でおなじみでもあるL状のラインが入ったプレミアムカーらしさのあるコンビランプデザインを採用。
ただし近年流行りのシーケンシャルターンランプ(流れるウインカー)は、採用されていない。
後は、リアバンパー下部のガーニッシ部分のデザインも変更されている。
マイナーチェンジ前は、やや控えめなリアデザインだったが、マイチェン後のリアデザインは、レクサスISやNXにも負けない質感高い印象になったと言える。
また、2トーンカラーとなるブラックルーフタイプも継続してラインナップされている。
<新型CT200h F SPORTモデルも>
レクサスCT200h F SPORTモデルも同じくマイナーチェンジされた。
フロントには、ノーマルモデルとは異なるFスポーツならではのメッシュグリルのデザインを採用。
リアには、力強いバンパーデザインとなり、サイドにあるメッシュ部分については大型化。
リアコンビランプのデザインはノーマルモデルと同様の変更となる。
<新ボディカラーも>
ボディカラーには、
- ラヴァオレンジクリスタルシャイン
- ヒートブルーコントラストレイヤリング
の“F SPORT”専用色を新たに設定されている。
新型レクサスCT200hのマイナーチェンジ後の内装デザイン
新型レクサスCT200hのマイナーチェンジ後の内装のデザイン画像は次の通りだ。
変更点としては、
- 7.0インチから10.3インチへとナビゲーション画面の大型化(2画面表示対応)
- ツートンカラーのシート表皮採用
となる。
ナビ画面は固定式となっている。
またオーナメントパネルには、
- バンブー(マットフィニッシュ/ナチュラルブラウン)
- サンフレアブラウン
- 本アルミ(名栗調仕上げ/シルバー)
をタイプ別に新設定。
シートベンチレーションやセミアニリン本革といった装備は新採用されず、小幅改良と言える内容に。
レクサスCTの安全装備にLexus Safety System+
今回のマイナーチェンジの大きな目玉とも言えるのが、安全装備のLexus Safety System+が標準装備されたことだ。
Lexus Safety System+の機能には、
- プリクラッシュセーフティシステム(歩行者検知機能付衝突回避支援タイプ)
単眼カメラとミリ波レーダーを用いて、車両と歩行者等を認識して、自動ブレーキ(プリクラッシュブレーキ)で衝突回避または被害軽減を支援するシステム。
自動ブレーキ作動条件としては、
・車両に対しては約10km/h〜最高速の幅広い速度域で作動
・歩行者に対して約10〜80km/hの速度域で作動
・歩行者との速度差が30km/hの場合は約30km/h減速、衝突回避もしくは被害軽減を支援
・停止車両に対して自車の速度が40km/hの場合は約40km/h減速
となる。
- レーンディパーチャーアラートLDA(ステアリング振動機能付)
単眼カメラによって、道路上にある白線・黄線を認識して、運転手がウィンカー操作を行わずに車線逸脱しそうになったときにステアリングの振動や警報ブザー、ディスプレイ表示にて注意喚起してくれる機能。
また、車両のふらつきを検知して、警報ブザーとメーター表示によって休憩を促す機能もついている。
- オートマチックハイビーム
ロービームをハイビームに自動的に切り替えてくれる機能。
作動条件は、車速30km/h以上となる。
対向車のヘッドライトや先行車のブレーキランプを感知することで、夜間走行時に、周囲の明かりの状況によって適切なビームへと自動で切り替えする仕組みになっている。
- レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)
先行車両を単眼カメラとミリ波レーダーにて認識し、運転手が設定した車速に応じて自動で適切な車間距離を保ちながら追従走行してくれるシステムだ。
これによって自動車専用道路、高速道路走行時には、疲れやストレス軽減に大きく貢献してくれる。
<MC前の安全機能>
ちなみに、マイナーチェンジ前のレクサスCTには、
- プリクラッシュセーフティシステム(ミリ波レーダー方式)
- レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)
この2つがセットとなったオプションパッケージが151,200円で設定可能となっていた。
しかしながら、このプリクラッシュセーフティシステムは、歩行者検知に対応していなかった。
よって、新型レクサスCT200hの安全装備についてマイナーチェンジ後は、
・自動ブレーキシステムが歩行者検知対応
・車線逸脱を予防するレーンディパーチャーアラートLDA搭載
・ハイビーム&ロービーム自動切換えが可能に
といった部分が進化したポイントとなる。
レクサスCT200h 今後のモデルチェンジについて
レクサスCTは、2011年にデビューしたこともあり、すでに発売から6年以上が経過している状況だ。
気になる次期レクサスCTへのモデルチェンジは、2019年以降となり、現在一部では2021年頃になるという情報も。
詳しくは以下の記事を参照していただきたい。
>>レクサスCTのフルモデルチェンジ最新情報
その間に、次期レクサスCTのSUVモデルとも言える、レクサス新世代コンパクトSUVのレクサスUXが2018年に発売される。
これは、世界的に需要の少ないコンパクトハッチバックカーよりも、今人気急上昇中のSUVを優先させるからだと思われる。
新型レクサスCT200hのマイナーチェンジ最新情報のまとめ
レクサスCTは、現行型2度目となるマイナーチェンジを2017年8月24日に実施された。
次期レクサスCTのモデルチェンジまでのつなぎとしてラインナップされることになるが、
- 全車速対応のクルコン
- 電動パーキングブレーキ
- アダプティブヘッドランプ
といったトヨタを含め、他メーカーの車でも採用されつつある装備が追加されなかったのはやや寂しい限りでもある。
2018年の新型SUVのレクサスUX登場によって、レクサス車はよりSUVに注力した形へと進んでいくだろうが、そんな中、レクサスCTが無事に生き残れるのかどうか注目だ。
ちなみにレクサスNXに関しても大幅改良されているので、コチラの記事も合せてお読みいただきたい。
>>レクサスNXのマイナーチェンジ最新情報
レクサスCTに関する最新情報が入れば、またお伝えする。
>>次期レクサスCTについて