新型N-BOXのフルモデルチェンジの変更点等の最新情報!NBOXスラッシュの生産中止は2020年頃の見通し
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ホンダのN-BOXとN-BOXカスタムが2017年8月31日にフルモデルチェンジを発表して9月1日に発売開始された。

軽自動車の中で最も人気のある車種のモデルチェンジと言うだけあって、2代目N-BOXの存在はかなり注目されている。

またNBOXスラッシュについては、今後、今回のモデルチェンジと共に新型に移行することなく一代限りで生産終了する可能性が濃厚だ。

そこで今回は、フルモデルチェンジする新型N-BOX&N-BOXカスタムの価格や外観・内装デザインなど注目の最新情報をお届けする。


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ホンダのN-BOXとは?

ホンダのN-BOXは、2011年10月に新生Nシリーズの第一弾として発売されたスーパーハイトワゴン。

軽四輪車新車販売台数で2012年と2013年度、そして2015年度の3回ものNO.1という歴史的な販売台数を記録し、今や軽自動車の中で絶対的な地位を確率しているホンダの看板車種でもある。

燃料タンクをシート下に置くという独特な方式の採用によって、圧倒的に広い室内空間やラゲッジルームを実現させ、これが大ヒットにつながった。

エンジンについては、直列3気筒DOHCが主となっており、燃費向上のためにアイドリングストップも採用。

標準モデルに加えて、エアロパーツを装着したカスタムモデルもラインナップされており、発売から5年以上経過した今なお、その人気は衰える兆候が見えない。

また、「N-BOX+(エヌボックスプラス)」や「N-BOX SLASH(エヌボックススラッシュ)」という派生車種も登場するなど、N-BOXシリーズのラインナップは年々充実している傾向にある。

そんなN-BOXがいよいよ2代目にフルモデルチェンジをし、さらなる進化を遂げる。

偉大な功績を残した初代からバトンタッチを受ける2代目N-BOXはどのような存在となるのか詳しくみていこう。

新型N-BOXのフルモデルチェンジ最新情報

N-BOXの今回のフルモデルチェンジの変更点として注目は、

  • 外観・内装デザイン
  • 新機能
  • 燃費性能
  • 先進安全装備
  • 販売価格&グレード

の5点となる。

新型N-BOX フルモデルチェンジ後の外観デザインの変更点

新型N-BOXは、フルモデルチェンジではあるものの外観デザインに関しては、モデルチェンジ前と比べてイメージは大きく変わっていない。

では、新型N-BOXの外観デザインの変更点がどこなのかを見ていこう。

フロントビュー&サイドビューの変更点

新型N-BOXのフロントビューでは、フロントグリルのデザインが

  • ホンダのCIマーク横のメッキバーがなくなった
  • 真ん中の空洞がグリルと一体化し、空洞周りにメッキ加飾された

という変更が行われている。

またバンパー部分に関しても、旧型モデルではバンパの真ん中にメッキラインが入っていましたが、新型ではメッキラインがなくなった。

そして、車体のコンパクト化もしくは、ボンネットが拡大されているのか、ボンネットのラインが横に広がった形に。

さらに、タイヤ上部分のキャラクターラインのデザインも立体的なデザインへと変更されている。

サイドビューに関しても、ドアハンドルの左右にキャラクターラインがフロントからリアまでつながった引かれて立体感あるデザインとなっている。

リヤビューの変更点

新型N-BOXのリヤデザインの変更点に関しては、コンビランプのデザインが

  • 形状を変更
  • 旧型はクリア部分が大半がクリア部分だったのに対し、新型はレッド部分が大半と逆転

というように変更された。

そして、真ん中のメッキバーに関しても、旧型では長方形のデザインとなっていたものを、新型N-BOXでは、6角形のデザインへと改められている。

さらにリヤバンパー部分には、モデルチェンジ前にはなかった赤いマーカーが左右に設置。

フルモデルチェンジ前後を比較

ここで、デザインの比較をするためにも、フルモデルチェンジ前後の画像を参考に紹介する。

<上がモデルチェンジ前、下がモデルチェンジ後の画像>

【フロントビュー】

【モデルチェンジ前】
【モデルチェンジ後】

【リアビュー】

【モデルチェンジ前】
【モデルチェンジ後】

キープコンセプトということもあり、フロントとサイドに関しては、一見大きな違いが見当たらないが、キャラクターラインの変更によって立体感が増したデザインとなっている。

また、リアに関しては、コンビランプのカラー変更が、これまでと異なった印象に。

新型N-BOXカスタムの外観デザインの変更点

新型N-BOXカスタムの外観デザインに関しては、ノーマルモデルとは違いややイメージが変わったデザインへと変更された。

では、フルモデルチェンジした新型N-BOXカスタムの外観デザインの変更点を見ていこう。

フロント&サイドビューの変更点

まず大きく変わったのがフロントグリルのデザイン。

フィットやヴェゼル等にも採用されている左右にメッキ上のバーが広がった「ソリッドウイングフェイス」が採用されている。

そのウイングはヘッドランプまで食い込んでおり、モデルチェンジ前とは大きく顔つきが変わった。

どこか先日発表された新型アコードを彷彿させられるデザインでもある。

その新型アコードの画像はこちらの【新型アコードのフルモデルチェンジ最新情報】の記事を参照していただきたい。

フロントバンパーに関しても、旧型はバンパー部分とフォグランプ部分が分かれていたが、新型では一体化されワイルドなデザインに。

またフォグランプ部分の下部にはメッキパーツを装備して質感向上が演出されている。

サイドビューに関しては、ノーマルモデル同様にキャラクターラインを新設して全体的に立体感あるデザインとなった。

<シーケンシャルウインカー(流れるウインカー)採用>

そして新型N-BOXカスタムのポイントとなるのが流れるウインカーと呼ばれるシーケンシャルウインカーが装備されているという所だ。

リアビュー

新型N-BOXカスタムのリアデザインの変更点は次の通りとなる。

  • テールランプのデザイン形状を変更
  • 真ん中のメッキバーの位置をホンダCIマーク下に移動&デザイン形状変更
  • サイドマーカーを縦型に変更
  • リヤバンパー部分にメッキパーツ装備

スタイリッシュでワイルドなデザインとなったコンビランプデザインは、よりカスタムモデルらしさを表現したと言える。

フルモデルチェンジ前後を比較

N-BOXカスタムに関しても、フルモデルチェンジ前後の画像を参考にデザイン比較をしてみよう。

<上がモデルチェンジ前、下がモデルチェンジ後の画像>

【フロントビュー】

【モデルチェンジ前】
【モデルチェンジ後】


【リアビュー】

【モデルチェンジ前】
【モデルチェンジ後】

イメージが変わるため、フロントグリルのデザイン変更は賛否両論出ることになりそうだ。

リヤデザインに関しては、ワイルドなイメージが強くなり、これがプラスとなるのかどうかに注目だ。

新型N-BOX フルモデルチェンジ後の内装デザイン

続いて新型N-BOXとN-BOXカスタムのフルモデルチェンジ後の内装デザインを紹介。

まずは、新型N-BOXの内装デザインがこちらだ。

先代は、室内の広さに大いに貢献する「センタータンクレイアウト」を軽自動車初採用した所が注目されたが、新型でも継続して採用されている。

ナビゲーション画面が独立して拡大されている所が大きなポイントだ。

また、メーター部分がマルチインフォメーションディスプレイを新たに装備し、さらにハンドルの上の奥部分へと移動した所もポイントとなる。

他には、ハンドルデザイン、ダッシュボードデザインも変更され、よりカジュアルでオシャレな室内デザインへと進化している。

<先代の内装デザイン>

続いて、新型N-BOXカスタムの内装デザインがこちら。

基本的な内容は新型のノーマルモデルと同じだが、カラーのブラックとブラウンの色使いを上手く活用して高級感ある室内デザインとなっている。

<先代カスタムの内装デザイン>

注目の助手席スーパースライドシート

[出典:新型N-BOX公式

新型N-BOXの新機能の目玉とも言えるのが、ホンダ新開発の助手席スーパースライドシート

これは、助手席のシートをシート可動範囲として57センチ前後に動かすことが出来るようになっている。

シートの稼働範囲が広がったことで、

  • 後席に座るお子さんと接しやすくなる
  • 後席から乗って、運転席に移動することができる
  • 後席の乗員とのコミュニケーションが図りやすくなる
  • 運転手が助手席で靴を履き替えて、助手席側から車外へ出る

といった活動が行えるようになり、アルファードとヴェルファイアのロングスライドレール並みの非常に便利な装備となる。

余談になるが、アルファードとヴェルファイアに関しては、【アルファード、ヴェルファイアのマイナーチェンジ最新情報】の記事にもあるように、次世代トヨタセーフティセンス搭載等、2018年に大幅改良されることとなる見通しだ。

助手席スーパースライドシートは、ホンダ軽自動車初の搭載となるため、今後は、フリード・ステップワゴン・オデッセイといったミニバンへの展開も予想できる。

 新型N-BOXの搭載エンジンと燃費性能

新型N-BOXとN-BOXカスタムがフルモデルチェンジ後に搭載されるエンジンには、0.66L 直列3気筒DOHCターボエンジン先代の「S07A型エンジン」から「S07B型エンジン」へと進化。

自然吸気エンジンとターボエンジンの2タイプがモデルチェンジ前同様に用意されている。

ちなみに、

  • 自然吸気エンジン⇒「VTEC」
  • ターボエンジン⇒「電動ウェイストゲート」

が採用されている所がポイント。

[su_box title="エンジンスペック" box_color="#2857de"]

〇NAエンジン

・最高出力:43kW(58PS)/7,300rpm

・最大トルク: 65Nm(6.6kgm)/4,800rpm

・トランスミッション:CVT

〇ターボエンジン

・最高出力:47kW(64PS)/6,000rpm

・最大トルク: 104Nm(10.6kgm)/2,600rpm

・トランスミッション:CVT(7スピードモード付き)+パドルシフト

[/su_box]

燃費性能に関しては、JC08モード燃費にて

  • NAエンジンモデル27.0km/L
  • ターボエンジンモデル23.0km/L

となる。

N-BOXのライバルとなる車の燃費性能は、

  • タント:28.0km/L
  • ムーブ:31.0km/L
  • スペーシア:32.0km/L
  • ワゴンR:33.4km/L

となっているため、残念ながら期待されていたライバル越えにはならないこととなる。

新型N-BOXにホンダセンシング搭載

[出典:新型N-BOX公式

新型N-BOXのフルモデルチェンジで最も注目ポイントがホンダ最新の先進安全装備であるホンダセンシングが搭載されるということだ。

新型N-BOXに搭載されるホンダセンシングの内容としては、

  • 衝突軽減ブレーキ〈CMBS〉
  • 誤発進抑制機能
  • 歩行者事故低減ステアリング
  • 路外逸脱抑制機能
  • ACC〈アダプティブ・クルーズ・コントロール〉
  • LKAS〈車線維持支援システム〉
  • 先行車発進お知らせ機能
  • 標識認識機能

の8つの機能が採用されている。

※ホンダセンシングの詳しい内容についてはこちらの記事を参照いただきたい

>>オデッセイのマイナーチェンジ最新情報

特に注目ポイントとなるのが、次の2つの機能。

  • ACC〈アダプティブ・クルーズ・コントロール〉
  • LKAS〈車線維持支援システム〉

前の車に自動で追従してくれるACCと、車線からはみ出ないように制御してくれるレーンキーピングアシストとなるLKASという高度なシステムがついに軽自動車に採用されることとなった。

このACCとレーンキーピングアシストに関しては、他メーカーでは普通車でも搭載されていない車種が未だに多い状況だ。

そんな中、軽自動車のN-BOXにそれらの先進機能を搭載させたということは、ホンダが新型N-BOXに対していかに本気で開発したのかが伺える所。

後方誤発進抑制機能とオートハイビームも採用へ

ホンダセンシング以外にもホンダ初採用となる後方誤発進抑制機能、そしてオートハイビームに関しても搭載されることとなった。

〇後方誤発進抑制機能

車両の後ろに障害物があるにも関わらず、ついうっかりとシフトがリバースの状態でアクセルペダルを強く踏んだ時に、急な後退を防ぐシステム。

〇オートハイビーム

自車の前に走る車や、対向車を検知して、ハイビームとロービームを自動で切り替えてくれる機能。

新型N-BOXに、充実した先進安全装備が搭載されることで、ドライバーの負担と乗員の安全性が高まることとなる。

N-BOXスラッシュはマイナーチェンジを行い、今後次期モデル無しの可能性も

「N」シリーズの新作として2014年12月に誕生したN-BOXスラッシュ。

このN-BOXスラッシュは、今回のフルモデルチェンジを実施した新型N-BOXをベースに次期モデルが期待されるが、フルモデルチェンジではなくマイナーチェンジが2018年1月19日に行われた。

内容としてはボディカラーやインテリアパッケージの内容等の変更にとどまっている。

残念ながらNBOXスラッシュは、次期モデルは用意されることなく一代限りで生産終了となる可能性が有力視される。

2020年頃にカタログ落ちする可能性が高いと見られている。

 新型N-BOX、N-BOXカスタムの価格とグレード体系

 新型N-BOXとN-BOXカスタムのフルモデルチェンジ後のグレードと価格は次の通りとなる。

【N-BOX】

タイプ エンジン トランス
ミッション
駆動 消費税8%込み
G・Honda SENSING 660cc
DOHC
CVT FF 1,385,640円
4WD 1,516,320円
G・L Honda SENSING FF 1,499,040円
4WD 1,629,720円
G・L ターボ Honda SENSING FF 1,695,600円
4WD 1,826,280円
G・EX Honda SENSING FF 1,596,240円
4WD 1,726,920円
G・EX ターボ Honda SENSING FF 1,749,600円
4WD 1,880,280円

【N-BOX Custom】

タイプ エンジン トランス
ミッション
駆動 消費税8%込み
G・L Honda SENSING 660cc
DOHC
CVT FF 1,698,840円
4WD 1,829,520円
G・L ターボ Honda SENSING FF 1,895,400円
4WD 2,026,080円
G・EX Honda SENSING FF 1,752,840円
4WD 1,883,520円
G・EX ターボ Honda SENSING FF 1,949,400円
4WD 2,080,080円

 新型N-BOXの発売日

 新型N-BOXと新型N-BOXカスタムの発売日は2017年9月1日

公式サイトも立ち上がっている為、是非、ホンダ公式の新型N-BOX公式サイトの方もチェックしておくことをオススメする。

>>ホンダ公式 新型N-BOXの公式サイトはこちら

新型N-BOXのライバルについて

最後に新型N-BOXのライバル車の状況を振り返ってみよう。

スズキ スペーシア

軽トールワゴンのスペーシアに関しては、2018年のフルモデルチェンジ実施が有力となっている。

スズキの新型プラットフォームが採用され、燃費性能向上等が図られる見通し。

新型N-BOX対抗の先進機能等があるのかが注目所。

東京モーターショー2017でコンセプトモデルが公開されることが決定している。

>>スペーシアのフルモデルチェンジ最新情報

ダイハツ タント

ダイハツ タントに関しては、2016年11月に「スマートアシスト3」をダイハツ初の搭載をする等、マイナーチェンジが行われたばかり。

次期タントに関しては、2019年前後に投入される可能性が有力視されています。

N-BOXにとってタントは大きなライバル関係にあるだけに、次期タントは相当新型N-BOXを意識した内容になることが予想される。

>>タントの詳しい情報はこちら

スズキ ワゴンR

2017年2月1日にフルモデルチェンジしたばかりのスズキ ワゴンR。

33.4km/Lという高い燃費性能を実現させ、軽自動車初の「ヘッドアップディスプレイ」搭載など、充実した装備を搭載してデビュー。

新型N-BOX登場によって、先進装備の優位性がゆらぐだけに、今後マイナーチェンジでN-BOXにどう対抗できるのかが注目所となる。

>>新型ワゴンRの詳しい情報はこちら

 新型N-BOX フルモデルチェンジ最新情報のまとめ

新型N-BOXは、人気の高かった先代デザインはキープコンセプト、そして先進装備等はちょっとした高級車並みに充実というまさに売れない理由がない内容と言える。

ホンダは、好調だったSUVのヴェゼルがトヨタのC-HR登場によってシェアが奪われつつある状況ですが、軽自動車N-BOXに関しては何が何でもシェアを守り抜きたい所。

2代目N-BOXが、このまま3代目まで首位を守り抜くことが出来るのかどうかが最大の注目所だ。

今後ホンダは、2017年内に【新型ステップワゴンハイブリッドの発売】【オデッセイのマイナーチェンジ】といったスケジュールが入っているが、新型N-BOXが2017年で最大の注目となるホンダ車となるだろう。

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