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三菱自動車のランサーエボリューション(ランエボ)復活の可能性が浮上した。
ランエボと言えば、ランサーエボリューション10 ファイナルエディションが2016年4月18日に販売終了され、それ以降ファンの間ではランエボ復活が期待されている。
ライバルのスバルWRXが順調に新型モデルを発売する中、本来であればランエボもランサーエボリューション11へフルモデルチェンジして対抗をしてほしい所。
そんな中、ランサーエボリューションの復活を大きく期待できる出来事が起こった。
その情報を含め、次期ランサーエボリューションのフルモデルチェンジに関する注目ポイントをピックアップしお伝えする。
この記事に書かれていること一覧
ランサーエボリューション復活に関する最新情報
ランサーエボリューション復活に関して注目内容は、
- 三菱CEOの発言
- 次期ランエボ実現の場合に搭載エンジン等の内容について
の2点となる。
ランエボ復活の可能性を三菱自動車CEOが示唆
ランエボ復活に関して、事の発端は、2017年6月23日に開催された株主総会にて三菱自動車の益子修CEO(最高経営責任者)のとある発言だ。
その発言とは、
夢は捨てたくない。V字回復を実現し、会社に余力が出た暁には、ルノー・日産アライアンスの力を借り、まったく同じではないが、いつかパジェロ、ランエボの開発に挑戦したいという気持ちで仕事を進めていきたい【出典:産経新聞ニュース】
というもの。
つまり、ランエボ復活の意思はあるものの、今はその時ではない。
三菱が復活した時に、ルノー&日産の技術を活用した次期ランエボ開発に取り掛かるということが伺える。
ただ、ぬか喜びとなる可能性も捨てきれず、以下の発言内容も注目部分となる。
パジェロとランエボには従業員もお客さまも愛着をもっている。そこで培われた技術は、SUVに承継されている。一方で、ますます厳しくなる環境規制、燃費規制にも目を向けないといけない。米国や欧州で要求される環境規制が、中国やASEANでも導入されていく。パジェロ、ランエボのようなタイプの車は販売可能なエリアが限られる。当社の規模では多くの車種を開発するのは現実的でなく、思い切った選択と集中が生き残りのかぎだ。
【出典:産経新聞ニュース】
この発言からは、グローバルの視点で考えるとランエボの需要は限られており、以前のランエボスタイルでは今後の環境規制に対応することが困難ということが伺える。
つまり、復活するランエボは、環境規制に対応でき、かつ、グローバルで展開可能なモデルでなければならないということになるのだ。
その上、ルノーと日産の協力が必要となるため、かなりハードルの高い状況と言える。
ファンからすると、本当にランエボ復活はできるの?といった疑問が出ているのも事実。
ランエボ復活は日産次第!?
三菱自動車と日産の資本提携以来、三菱自動車の会長には日産のカルロス・ゴーン氏が就任している。
ゴーン氏と言えば、かつて日産リバイバルプランを掲げ、その後、フェアレディ ZやGT-Rを復活に導いたとされる人物。
それだけに、今後の三菱の業績次第では、ランエボ復活をゴーン氏のゴーサインでスタートすることも期待できるだろう。
また先ほどの益子CEOの発言にもあったように、日産とルノーの協力を必要としていることから、ランエボ復活は日産による影響も大きいと言えるのではないだろうか。
ランエボ後継モデルを2023年以降にデビュー!?
そして注目の情報としては、海外メディアのAutomobileがランサーエボリューションの後継モデルが今後6年間は出ないと記載した記事だ。
>>ランサーエボリューション後継モデルに関する記事(海外メディア)
この記事が事実だと仮定すれば、ランエボの後継モデルは2023年以降のデビューということになる。
ランサーエボリューション11へフルモデルチェンジした場合、予想できる内容
仮にランエボが復活し、ランサーエボリューション11が発売された場合、搭載されるエンジンはどうなるのか。
まず、先ほどの益子CEOの発言の「ルノーと日産の力を借り」という部分が実行されれば、次期ランエボの搭載エンジンは
- ルノーもしくは日産製のターボエンジン
- PHEVもしくはEVシステム採用
の2つの可能性が予想できる。
ルノー 新型メガーヌRSのターボエンジン
従来のランエボのエンジンと言えば、2.0Lの直4ターボエンジンが特徴。
そこで次期円エボのエンジンの候補の一つとして挙げたいのが、ルノーの新型メガーヌRSに搭載が見込まれている2リッター直列4気筒ターボエンジン。
このターボエンジンは最高出力が320psになると見られており、ランエボ10搭載の4B11型エンジンが最高出力313PSだったことを考えれば、採用される可能性の一つとして予想できる。
エクリプスクロスのターボ&ディーゼルエンジン
三菱の最新のターボエンジンとディーゼルエンジンに関しては、新型SUVのエクリプスクロスに搭載される1.5Lダウンサイジング直噴ターボエンジンと2.2L クリーンディーゼルターボエンジンが存在している。
復活するランエボに三菱自社製のエンジン搭載がされるならば、これらのエンジンを改良したものが採用されると予想したい。
PHEV、EV
今、三菱が最も得意とするPHEV、もしくは日産が力を入れているEV。
世界的に環境規制が進んでおり、次期ランエボをグローバル展開を見越すならばPHEVもしくはEV搭載の可能性の方が高いと言える。
そして、4WDシステムの「S-AWC」を進化させた車両運動統合制御システムを搭載すると予想する。
ランエボ復活モデルはSUVでエクリプスクロスをベースと予想!
一時期、次期ランエボはSUVになるという噂が一部で出ていたが、世界的にSUVブームの現状を考えるとあながちありえない話とは思えない。
そこで筆者が予想するのは、エクリプスクロスをベースにスポーツ仕様にチューニングされたSUVなり、パワートレインにはPHEVもしくはEVを採用というものだ。
エクリプスクロスをベースとすることでコストを抑えることが出来ますし、世界的に需要のあるSUVという形で出すことで利益確保も考えられる。
そう考えれば、ランエボ復活も不可能ではないかと。
これが実現となると、セダンではないことから「そんなのはランエボではない」といった意見も多く出ることになるだろう。
ただ、苦肉の策としてランエボが復活するためには、ランサーエボリューションのブランドを継承するSUVタイプの新しい三菱のスポーツカーとなる気がしてならない。
【追記】MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPTが東京モーターショー2017にて公開
第45回東京モーターショー2017にて、「MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT」と名付けられたコンセプトカーが発表されることが決定!
AI技術を搭載させたクロスオーバーSUVタイプのハイパフォーマンスEV(電気自動車)という部分がポイントに。
三菱自動車独自のEVの進化形(EVOLUTION)とされているものの、エボリューションの名前が採用されていることから、ランエボ後継モデルのコンセプトの可能性も。
ランサーエボリューションの復活は果たして実現されるのか。
三菱自動車に関しては、【新型パジェロのフルモデルチェンジ最新情報】の記事や、【デリカD:5のフルモデルチェンジ情報】の記事といった他にも気になる情報がたくさんあるが、特にランエボ復活に関しては気を長くして待ちたい。
続報に期待してほしい。