新型セレナe-POWERの最新情報!燃費性能、発売時期、価格等の情報について
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日産のミニバンの新型セレナにフルハイブリッドシステムとなるe-POWERが搭載された。

e-POWERに関しては、それを搭載したノートe-POWERが空前の大ヒットを繰り広げており、今注目の技術となっている。

※ノートe-POWERは自動運転技術を搭載してさらに進化
>>ノートe-POWERの最新情報

現行のC27型セレナは2016年にプロパイロットを搭載してフルモデルチェンジしたばかりだが、e-POWER搭載によってさらなる販売強化が目指されることとなる。

そんなe-POWERを搭載する新型セレナe-POWERは、2017年内の発売が予想されていたものの、現時点では2018年3月1日が発売日になる予定だ。

そこで今回は、燃費性能、発売時期、価格等を含めたセレナe-POWERの最新情報と注目ポイントをお伝えする。

セレナe-POWERの最新情報

新型セレナe-POWERの注目内容は、

  • e-POWERの技術について
  • セレナe-POWERの発売時期
  • 新型セレナのライバルの動向

の3点となる。

e-POWERの魅力や技術の内容について

e-POWERは電気自動車に変身させる技術?

ノートがアクアやフィットを押しのける程、急激に販売を伸ばすことに成功させたe-POWERというシステム。

では一体e-POWERとはどんな技術なのか。

CMでは、ノートe-POWERについて「電気自動車のまったく新しいカタチ」と表現しているため、e-POWERをEV(電気自動車)にする技術と思われている方も多いのではないだろうか

e-POWERに関しては、EVというよりかは、EVに近づいたハイブリッドシステムというのが正しい表現だ。

なぜEVではないのかというと、e-POWERでは、現時点では外部充電をすることができないからだ。

時々、e-POWERのことを「レンジエクステンダーEV」と表現する人もいますがそれは正しくない

レンジエクステンダーEVも外部充電が可能であることが一般的に条件として挙げられるため、外部充電を可能としないe-POWERはレンジエクステンダーEVには当てはまらないのだ。

実際には、e-POWERは、シリーズハイブリッドという部類のハイブリッドシステムに値することとなる。

e-POWERは理想的なハイブリッドシステム

【出典:NIKKEI TRENDY NET

e-POWERのシステムに値するシリーズハイブリッドシステムの特徴としては、エンジンはあくまで発電のみの役割であるということ。

どういう事かというと、

  1. エンジンを動かして発電し、その電気をバッテリーに充電
  2. その電気を活かしてモーターを動かし車が走る

という仕組みである。

つまり、タイヤを動かすのはモーターのみであり、エンジンは発電専用の役割しか持たないという所がポイントなのである。

通常のガソリン車や、 トヨタのプリウスやホンダフィットで採用しているハイブリッドシステムでは、エンジンはタイヤを動かす働きを持つ。

しかしながら、シリーズハイブリッド方式であるe-POWERでは、エンジンがタイヤを動かすことはない。

EVとe-POWERの違いは何?

では、e-POWERとEVでは一体何が大きく異なるのかというと以下のポイントとなる。

<EV>

外部充電した電気でモーターを動かす

<e-POWER>

ガソリンを入れてエンジンを動かして発電した電気でモーターを動かす

つまり、モーターを動かす電気を発生させるために、外のコンセントプラグから充電させるのかガソリンを入れてエンジンで発電するのかという部分の違いになる。

e-POWERのメリットとは

【出典:ノートe-POWER公式

e-POWERのメリットは次の通りとなる。

  • モーターのみでの走行になるため、EVと同じスムーズな走行感覚で走ることができる
  • 静粛性が高い
  • 燃費が良い(ノートの場合は37.2km/L)
  • EVのように充電設備を必要としないため、ガソリンさえ入っていれば、充電切れをする心配がない
  • 大容量バッテリーがなくてもEV同様の走行が可能

また、モーターのみでタイヤを動かす仕組みを活かして「e-POWER Drive」というモードも用意されている。

e-POWER Driveは、アクセルペダルのみで速度の調整が行えるので、これまでにない走りを楽しめるだけでなく、ブレーキを使う回数が減る為、低燃費化にも貢献する仕組みとなっている。

充電設備が完全に整っておらず、完全なEVとなると価格が大幅に上昇するということもあって、そこそこの価格で充電切れを心配することなくEVと同じ走行感覚を楽しめるというのが、e-POWERの最大のメリットと言えるだろう。

なぜ日産はe-POWERを電気自動車と表現したのか

日産がe-POWERについて「電気自動車のまったく新しいカタチ」と表現した理由については、以下の内容が考えられる。

  • エンジン発電する仕組みを「自ら発電する電気自動車」という発想の転換をした
  • 実際、駆動させるのはモーターのみであり、走りに関しては電気自動車と同等の仕組みだから
  • シリーズハイブリッドという名称では、これまでのハイブリッドとの違いが伝わりにくく、電気自動車のアピールを全面に出すことで新鮮で先進性を感じさせるというプロモーション戦略のため

ちなみに完全な電気自動車となる日産リーフに関しては、バッテリ容量を大幅増量させ、自動駐車機能追加等をして全面改良が行われた。

詳しくは【リーフのフルモデルチェンジ情報】の記事で詳しく解説しているのでそちらもお読みいただきたい。

新型セレナe-POWERの内容

セレナe-POWERの情報については、以下の通りとなる。

セレナe-POWERの外観&内装デザイン

セレナe-POWERの外観デザインの画像がこちらとなる。

e-POWERを象徴するブルーのアクセントがグリルに加飾されており、また、エクステリアパーツとして専用のLEDテールランプ、空力特性に優れたデザインの専用アルミホイールが採用。

ハイブリッドモデルらしく先進性のあるデザインとなっている。

続いてセレナe-POWERの内装画像がこちらだ。

内装に関しても、ブルーアクセントが部分的に活かされており、キャプテンシートが2列目シートに採用されている。

乗員定数は、7人乗りモデルがラインナップされ、8人乗りタイプはない見通し。

セレナe-POWERのパワートレイン

セレナe-POWERに搭載されるパワートレインに関しては、発電専用エンジンとしてノートe-POWERと同様の1.2リッターDOHC水冷直列3気筒エンジンとなる「HR12DEエンジン」の採用が有力。

<参考スペック>

最高出力:58kW(79PS)/6000rpm

最大トルク:106N・m(10.8kgf・m)
/4400rpm

※ノートe-POWER搭載のスペック

そしてモーターに関しては、リーフ用のモーターが採用される見通し。

ちなみに、セレナe-POWERの車重がノートe-POWERに比べて500kg以上重くなることで、ノートe-POWERよりもモーター出力やバッテリー容量が向上する可能性が取りざたされている。

セレナe-POWERの燃費性能

セレナe-POWERの燃費性能は、JC08モードで26.2km/Lとなる見通し。

ノートe-POWERのJC08モード37.2km/Lよりも下回るが、セレナe-POWER非搭載モデルの15.0~17.2km/Lよりも約10km/L向上することとなる。

セレナe-POWERの発売日は2018年3月1日の見通し

5代目となるC27型セレナ(現行モデル)が発売されたのは、2016年8月24日。

元々は、そこから約1年後の2017年の夏頃にe-POWERモデル追加が予想されていた。

現時点では、セレナe-POWERが発売日に関しては2018年3月1日が有力となっている。

セレナe-POWERの価格

セレナe-POWERの販売価格については、以下の価格となる可能性が有力だ。

・Xグレード     2,968,920円
・XVグレード    3,128,760円
・ハイウェイスターグレード  3,178,440円
・ハイウェイスターVグレード  3,404,160円

 セレナe-POWERを迎え撃つ新型ステップワゴンハイブリッド

2017年9月には、セレナのライバルとなるホンダのステップワゴンスパーダがマイナーチェンジをして、ハイブリッドモデルがラインナップされた。

この新型ステップワゴンスパーダハイブリッドには、e-POWERに似た仕組みとなる「SPORT HYBRID i-MMD」と呼ばれるシリーズ方式ハイブリッドシステムが採用されている。

先進装備のホンダセンシングもACCを全車速対応化させる等パワーアップさせる内容となっており、セレナe-POWERにとっては注目の存在だ。

※新型ステップワゴンハイブリッドの詳細はこちらを参照
>>ステップワゴンハイブリッドの最新情報

ヴォクシーとノア、エスクァイアは一足早くマイナーチェンジ

セレナの最大のライバルのトヨタのヴォクシー・ヴォクシー、エスクァイアに関しては一足早く2017年7月3日にマイナーチェンジを行った。

外観デザインを大きくリニューアルさせ、よりダイナミックで質感高いデザインが採用された所がポイントとなる。

※両モデルの最新情報以下の記事にて解説
>>新型ヴォクシー、ノアのマイナーチェンジ最新情報
>>エスクァイアがマイナーチェンジ!外観デザインがより高級に進化

ただ、パワートレイン、先進機能等に関しては大きな変更がなかったため、セレナにとってはe-POWER投入前の脅威とは言い難い状況とも言える。

また、上級ミニバンに関しても続々と新型モデルが投入される見通しであり、以下の記事も注目である。

〇新型アルファード、ヴェルファイアに自動運転技術が搭載か!?
>>アルファード、ヴェルファイアのマイナーチェンジ最新情報

〇次期エルグランドはこうなる!?
>>エルグランドのフルモデルチェンジ情報

〇オデッセイが大型改良へ
>>オデッセイのマイナーチェンジ最新情報

〇マツダがミニバンの代わりとなる高級SUVを発売
>>CX-8の詳細情報はこちら

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