
スズキの新型ソリオ(三菱自動車のデリカD:2)が2015年8月26日にフルモデルチェンジを実施した。
デリカD:2のフルモデルチェンジに関しては、一時期廃止も噂されたが、新型ソリオから遅れること約4ヶ月後の2015年12月17日に無事に実施された。
新型ソリオには、新たなシャシーを採用し、最も注目であるSエネチャージ搭載のハイブリッド化がされることになる。
今回は、新型ソリオのフルモデルチェンジに関する最新情報を記載する。
<追記>
新型ソリオのストロングハイブリッドモデルが2015年12月にも発売される予定だったが、2016年に延期となった。
<追記2>
新型ソリオのストロングハイブリッドモデルが2016年11月29日に発売開始された。
なお、新型ソリオのストロングハイブリッドモデルの詳細情報に関しては、本記事後半にて記載済み。
この記事に書かれていること一覧
スズキのソリオとは?
スズキのソリオは、一見軽自動車にも見えるコンパクトサイズにも関わらずミニバンにも迫る広々とした室内空間が売りのコンパクトトールワゴンである。
歴史をさかのぼると、元々は1997年にデビューしたワゴンRの派生車「ワゴンRワイド」がソリオの原点となる。
その後、2代目の中期モデルMA64S型からワゴンRソリオと初めてソリオ名が採用され、2代目の2005年改良モデルからソリオ単独名称となった経緯がある。
コンパクトサイズながらも、実用性の高さや室内の快適性等が評価され、3代目ソリオは、スズキの看板となる人気車種へと成長。
その3代目ソリオを正統進化させた形で4代目ソリオが2015年8月にデビューすることとなった。
<新型ソリオがフルモデルチェンジで2015年8月26日に発売!ハイブリッドがラインナップ化へ>
4代目となるソリオのフルモデルチェンジが2015年8月に実施された。
一世代前の3代目ソリオが誕生したのは2010年の12月であり、そこからおよそ5年ぶりのモデルチェンジとなる。




今回の大目玉は、冒頭でも述べた通り、Sエネチャージを搭載し、ハイブリッドモデルがラインナップ化されることである。
正式には、モーターアシストによってエンジンの負荷を軽減させるシステムであり、エンジンとモーターが独立したものではないため、マイルドハイブリッド化という方が正しいかもしれない。
Sエネチャージに関しては、昨年登場した新型ワゴンRや、今年マイナーチェンジをしたハスラーとスペーシアに搭載させており、今後のスズキの主力車には随時搭載されていくことが予想されている。
1.2ℓデュアルジェットエンジンとモーター機能のついた発電機のISGを組み合わせたものになり、
ソパワーユニットが1.2リッターのコンパクトカーであるソリオには、ワゴンRやスペーシアのように0.66ℓの軽自動車とは異なるため、新システムのSエネチャージが搭載されることになる。
燃費性能に関しては、現在のJC08モードの25.4km/ℓを上回る27.8km/ℓが達成されている。
<新型ソリオには次世代ブラットフォーム採用>

その2車に採用されている次世代プラットフォームと、iM4で採用されたSHVSと呼ばれるマイルドハイブリッドシステムを新型ソリオに採用される。
次世代プラットフォームに関しては、安全性はもちろんのこと、燃費、操縦安定性、静粛性の向上に貢献しており、軽量化にも重点が置かれている。
他には、ドアパネルにスペーシアと同様のものを共有されることになりコスト抑制がされるなど工夫がされている。。
<デュアルカメラブレーキサポート採用へ>

ちなみにデュアルカメラブレーキサポートは、歩行者を検知し、作動時の速度が約5km/h~約50km/h未満(歩行者の場合、約5km/h~約30km/h未満)であれば衝突回避ができる可能性があるとあって、軽自動車界に衝撃をもたらす最新の技術として注目を集めた。
また、車の真上の空から見下ろしたかのように見える全方位モニター付きナビもオプションで装備が可能となっている。
<新ソリオのCMにはTOKIOを起用!KAT-TUNからバトンタッチ>
新型ソリオのCMには、TOKIOが起用されることとなった。
今までは、KAT-TUNがCM出演していたが、
ジャニーズの先輩グループにバトンタッチをすることになる。
<追記 新型ソリオのストロングハイブリッドモデルが2016年11月29日に発売>
新型ソリオのストロングハイブリッドモデルに関しては、冒頭でも述べた通り発売が延期となり、2016年11月29日に発売されることとなった。
こちらが、ストロングハイブリッドを採用した、ソリオとソリオバンディットの画像だ。
ストロングハイブリッドモデルのデザインの特徴としては、フロントグリルのスケルトン部分がブルーメッキになっており、また、リアのコンビネーションランプとバックランプのレンズに関してはブルークリアのタイプが採用されている。
ソリオのストロングハイブリッドモデルは、東京モーターショー2015にて初公開されたが、ボディサイズに関しては、3,710mm、全幅1,625mm、全高1,745mmと通常モデルと変わりはない。
ハイブリッドシステムの内容としては、1.2ℓの直列4気筒デュアルジェットエンジン、リチウムイオンバッテリー、トランスミッションの5AGS(オートギヤシフト)にMGU(駆動用モーター/PB05A型)を組み合わせた本格的でスズキ独自のパラレル式のハイブリッドシステムとなる。
<MGU>
<5速AGS>
モーターのスペックは、最高出力10kW/最大トルク30Nmとなり、基本約60km/h以下での走行時には、EV走行も可能となった。
バッテリーが満充電している状況であれば最大約3分の時間、距離にすると最大2km程度のEV走行ができるとされている。
走行モードとしては、力強く、キビキビとした走りが楽しめる「標準モード」、EV走行の頻度を高めてエコドライブをサポートする「エコモード」の2つのモードが設定されている。
燃費に関しては、JC08モードで約32km/ℓを達成することとなった。
ソリオのストロングハイブリッドモデルの価格は以下の通りとなる。
・ソリオHYBRID SX 1,917,000円
・ソリオHYBRID SZ 2,062,800円
・ソリオ バンディットHYBRID SV 2,046,600円
ちなみに、新型ソリオのマイルドハイブリッドモデルは引き続き、併売されることになる。
新型ソリオに対するVoice
・3列シートモデルの追加を希望!
・ソリオのターボ仕様って出ないのかな?
・ストロングハイブリッドモデルの発表楽しい
・新型ソリオにACCが搭載されれば、すぐにでも買う
・上手くいけばシエンタやフリードに対抗できそう
<ネット上より>
最近流行りのターボの搭載をソリオにも期待する声が挙がっており、筆者としても将来的には期待したい。