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スバルは、2014年まで大型クロスオーバーSUVとして北米やヨーロッパで発売していたトライベッカ。
その実質後継モデルとなる3列シート大型の新型SUV「アセント」が2018年に発売されることがニューヨークオートショーにて発表された。
北米向けのSUVとして開発され、上質でかつ、その高級なコンセプトデザインに圧巻され、アセントの逆輸入としての日本発売を期待する声は少なくない。
しかしながら、アセントの日本発売は厳しい状況だ。その理由は本記事後半にて解説する。
今回は、北米で2018年に発売予定のスバル新型SUVに関する最新情報をお届けする。
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この記事に書かれていること一覧
スバル 2018年に北米にて新型の大型SUVがデビューへ
2005年から主に北米で発売されていたクロスオーバーSUVのトライベッカ。
このトライベッカは、全長 4,822mm、全幅 1,878mm、全高 1,686mmとかなり大型のボディサイズであることや、当時円安基調だったといったこと等から、日本市場への投入は一度も行われておらず海外専売車となっていた。
レガシィベースの大型クロスオーバー車してデビューしたものの、あまり販売は振るわず2014年に生産終了となった。
それ以降は、北米でスバルのSUVとしては、アウトバック、フォレスター、クロストレック(日本名XV)がラインナップされている状況だ。
しかしながら、SUVブームとなる中、大型SUVが北米でラインナップされないのはもったいない所。
ライバルのマツダに関しては、北米では大型SUVとしてCX-9をラインナップしており、2016年には新型へフルモデルチェンジしたばかりだ。
⇒CX-9のフルモデルチェンジは2016年春!日本発売は未定
スバルとしてもこのまま黙っているわけではなく、実際2014年に発表された中期経営ビジョン「際立とう2020」では、2017年頃から北米で新しいSUVを投入することが明記されていた。
そんな中、新型SUVのスパイショット画像がネットで公開され注目を集めていた。
スバル北米新型SUVのスパイショット画像
注目されていた新型SUVのスパイショット画像がこちらだ。
フロントには、スバル車の特徴である6角形グリルが採用されており、スバルのデザインコンセプトである「 ダイナミック×ソリッド」が採用されていることが予想される。
リアのデザインについては、コンビランプがやや縦長の四角形となっている事が伺え、これはアウトバックではなく、フォレスターに近いデザインと言える。
ボディ側面の長さやの絞り込みがないという部分を考慮すると3列シートが備わっている可能性が高い。
また、上のスパイショット画像には、マツダのCX-9とフォードのエクスプローラーが一緒に写っている所を考えると、その2車がライバルとして想定されているのは間違いない。
トライベッカ後継の新型SUVアセントの内容とは
そしてスバルは創業100周年となる2017年に、3列シートの新型SUVを発表することとなった。
発表された舞台は、ニューヨークオートショー2017だ。
そこで発表された新型SUVの名称は「ASCENT(アセント)」。
アセントの意味は上昇や上り坂というものだが、アウトドア向けの大型SUVとしてイメージはピッタリだ。
まずは、そのアセントのコンセプトカーのデザインをご覧いただきたい。
<アセントコンセプトのエクステリア>
スバルの新世代のフラグシップSUVとしてふさわしいダイナミックでエモーショナルなデザインと言えよう。
デザインフィロソフィー「DYNAMIC×SOLID」を採用するとともに、ところどころにメッキパーツを装備し高級感を演出していることが伺える。
アセントコンセプトのボディサイズについては、
- 全長5,050mm
- 全幅1,990mm
- 全高1,840mm
- ホイールベース2,970mm
となる。
これは、2016年のロサンゼルスモーターショーにて7シーターの大型SUVのコンセプトとして発表されていた「ヴィジヴ-7コンセプト」を具現化したものと言える。
アセントコンセプトは、ヴィジヴ-7コンセプトよりも高級感があり、よりスタイリッシュになった印象を受ける。
ちなみにアセントコンセプトは市販時にはボディサイズが変更になる可能性が高いが、これはトヨタのランドクルーザー以上のサイズとなっている。
<参考 ランドクルーザーのボディサイズ>
- 全長 4,950mm
- 全幅 1,980mm
- 全高 1,870mm(
もしも日本で発売となるとランクル対抗のSUVとして注目を集めることになるだろう。
<アセントコンセプトのインテリア>
アセントコンセプトのインテリアは次の通り。
新型インプレッサの内装をより上質かつ高級に仕立てた印象を受ける。
また、メーターに関しては、大型ディスプレイが採用されている所は見逃せない。
後は、ドアスイッチがパネル式になっている部分も気になるが、これはコンセプトカーならではの演出になると予想したい。
2列目シートには、キャプテンシートを採用。そして通常ならエアコン吹き出し口がある部分には、タッチパネル式のディスプレイが用意されている。
アセントは3列シートSUVとなり、コンセプトカーのシートは3:2:3方式の7人乗りタイプとなっている。
市販化時には、セカンドシートが3人乗れる8人乗りモデルがラインナップされるかどうかも注目したい。
コンセプトカーということもあり、ショーカー的な演出もされているものの、高級感が漂い、ゆとりのあるこの室内空間を是非ともイメージをそのままに市販化につなげてほしい所だ。
<公式動画でイメージをつかもう>
スバルの公式動画としてアセントコンセプトの動画が公開されている。
エクステリア、インテリア共に分かりやすく紹介されているため、時間のあるときに参考に見てみてはいかがだろうか。
<プラットフォームにSGPを採用>
もはやスバルの次世代車としては当たり前とも言える新プラットフォームのSGPの存在。
もちろんアセントにもこのSGPが採用される。
新型インプレッサや新型XVの出来を考えると、アセントは大型SUVを感じさせない快適な走りを体験させてくれるだろう。
また、ステアリング連動ヘッドライトAFSについても、すでにフォレスターで搭載されていることを考えると搭載されない理由がない。
<パワートレインについて>
アセントのパワートレインについては、「新開発水平対向直噴ターボエンジン」が搭載されるとしか現在発表されていない。
現実的に考えると、現在の4気筒2リッター、FA20DITを発展させたエンジンになるのではないだろうか。
2.4リッター直噴ターボ+CVTの組み合わせとう噂もあるがあくまで噂にすぎない。
後は、北米をターゲットとした車と考えるとカルフォルニア州のZEV(Zero Emission Vehicle)規制を考慮してトヨタから技術供与を受けたPHVモデルがラインナップされる可能性は高い。
スバル初のPHVは次期フォレスターと見られているが、この新型SUVが先にスバル初のPHVとなるかもしれない。
アセントのパワートレインについてはひとまず続報を待とう。
<アイサイト>
アイサイトに関しては、アセントの発売が2018年ということを踏まえると、レヴォーグD型やレガシィD型に採用されるアイサイトver3の改良バージョンが搭載される可能性が高い。
アセントの日本発売の可能性は?逆輸入モデルとして期待するも・・・
何よりも日本のスバリストが気になるのは、アセントが日本発売されるのかどうかということだ。
アセントに関しては北米向けSUVとして開発されており、際立とう2020の資料でも北米SUVと明記されている。
日本向けとしては想定されていないということだ。
また、全長5,050mm×全幅1,990mm×全高1,840mm(あくまでコンセプトサイズではあるが)というボディサイズを考えても日本の交通事情では厳しいサイズであり、マンションやスーパーの駐車場、そしてコインパーキング等で利用するのは厳しい。
これら2つを踏まえると、アセントの日本発売の可能性は低い。
仮にもしも、アセントが日本導入ということになれば、その価格は、レガシィアウトバックの320万円を上回った400~500万円程度になることが予想できる。
上質でスバル最先端の走りが楽しめる大型SUVが、ランドクルーザーよりもお買い得で購入できるという魅力はあるものの、それを求めるユーザー数がどれほどいるのか未知数である。
実際、アセントのライバルとなるマツダのCX-9が日本発売へのGoサインが出されていない点を考えても、このクラスのSUVの日本導入は簡単ではない。
3列シートSUVの需要が高まれば、事情も変わってくると思うが、筆者としては、日本では、レガシィアウトバックが限度であり、3列シートSUVが必要であればレガシィアウトバックに設定されるのではないかと思う。
日本国内で、レガシィアウトバッククラスの3列シートSUVの需要がないのであれば、アセントに需要があると思えないからである。
個人的には、アセントはかなり魅力的なSUVではあるものの、現実的には、このクオリティを得た次期レガシィアウトバックの日本発売を期待したい。
アセントに関する最新情報が入れば、追ってお伝えする。