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ホンダの次期ヴェゼルがフルモデルチェンジによってどのように進化するのか。
本記事では、次期ヴェゼルの最新情報に加えて徹底予想をする。
ちなみに2018年には、現行型ヴェゼルが後期モデルへとマイナーチェンジされる見通しだ。
>>ヴェゼルのマイナーチェンジ最新情報!2018年実施の見通し
今や国産SUVのトップの座をライバルのトヨタC-HRに譲ってしまった状況ですが、正念場となるのが次期モデルの2代目ヴェゼル。
次期ヴェゼルには、最新式のハイブリッドシステムやPHEV、先進装備搭載が期待される状況だ。
この記事に書かれていること一覧
次期ヴェゼルのフルモデルチェンジ最新情報
2代目へとフルモデルチェンジする次期ヴェゼルの注目ポイントは、
- パワートレイン
- 外観デザイン
- 先進装備
- 発売時期
の4点となる。
次期ヴェゼルのパワートレインはどうなる?
初代ヴェゼルとなる現行モデルに関しては、
- L15B型エンジンとCVTを組み合わせたガソリンモデル
- LEB型エンジンとハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD」を組み合わせたハイブリッドモデル
の2つのモデルが2013年12月20日に同時発売された。
<参考スペック>
〇ガソリンモデル
<L15B型エンジン>
・総排気量:1.496L
・最高出力:96kW[131PS]/6,600rpm
・最大トルク:155N・m[15.8kgf・m]/4,600rpm
〇ハイブリッドモデル
<LEB型エンジン>
・総排気量:1.496L
・最高出力:97kW[132PS]/6,600rpm
・最大トルク:156N・m[15.9kgf・m]/4,600rpm
<モーター>
・最高出力:22kW[29.5PS]/1,313~2,000rpm
・最大トルク:160N・m[16.3kgf・m]/0~1,313rpm
そしてフルモデルチェンジ後の次期ヴェゼルのパワートレインとして注目なのがハイブリッドモデル。
次期ヴェゼルのハイブリッドシステムには、ホンダの上級車のハイブリッドモデルに搭載されている「i-MMD」が採用される可能性が有力となっているのだ。
ハイブリッドシステムi-DCDがi-MMDに変更の可能性
現行ヴェゼルのハイブリッドシステムのi-DCD(intelligent Dual-Clutch Drive)は、1モーター方式のパラレル型ハイブリッドシステムを採用している。
- 電気モーターだけで駆動して走る「EVドライブ」
- エンジンだけで駆動して走る「エンジンドライブ」
- エンジンとモーターを共に活用して走る「ハイブリッドドライブ」
の3つのモードが用意されており、モーターのみのEV走行ができるものの、あくまで主役となるのはエンジンであり、モーターはアシストする役割となる。
そして、次期ヴェゼルに搭載が有力なi-MMD。
このi-MMDは、2モーター方式のシリーズハイブリッドシステムを採用している。
i-DCDとの違いは、駆動の主役となるのがモーターだということだ。
i-MMDでは、基本、エンジンは発電する役割に徹して、タイヤを動かすのはモーターの役割となる。
つまり、基本エンジンがかからないため、電気自動車のようなスムーズな走り心地を楽しめる所がポイントなのである。
また、i-MMDが通常のシリーズハイブリッドと異なるのが、高速走行時には、エンジンとクラッチが直結される仕組みになっている所。
これによって、走行状況にあった適切な状態で走ることが可能となっている。
第4世代のi-MMDになる可能性
ホンダの2モーターハイブリッドシステムのi-MMDは、
- 2013年発売の現行型アコードハイブリッドに搭載されたものが第1世代
- オデッセイハイブリッドに搭載されたものが第2世代
- 北米の新型アコード(2017年発売)に搭載されるものが第3世代
となる。
ちなみに、2018年に発売が噂される新型インサイトにも第3世代のi-MMDが搭載される見通しだ。
そして、次期ヴェゼルには、その次の世代となる第4世代のi-MMDが採用となる可能性が高いのだ。
これまでi-MMDは大型モデルでかつコストがかかっていたが、第4世代ではヴェゼルサイズにも搭載でき、コストも抑えられるようになると思われる。
ヴェゼルPHEVがいよいよ登場か
ホンダのPHEV(プラグインハイブリッド)モデルと言えば、現行アコードのマイナーチェンジ前のモデルに搭載されていたが、今後は、クラリティPHEVが主流となりそうな気配となっている。
また、カルフォルニア州のZEV規制など海外の環境情勢を考えると、今後は、HVではなくPHVの必要性が高まる状況だ。
そして何よりも、ホンダは、2030年に四輪車グローバル販売台数の3分の2を電動化することを目指しており、「ハイブリッドシステムをベースとする、Honda独自の高効率なプラグインハイブリッドシステムを採用したモデルを、今後の開発の中心とする」ことが掲げられている。
>>参照ページ
それゆえ、次期ヴェゼルにPHEVモデルが追加される可能性が取りざたされている。
次期ヴェゼルの外観デザインの予想
これまでフィットやN-BOXといったホンダの売れ筋車種がモデルチェンジをしてもキープコンセプトを続けている傾向を考えれば、次期ヴェゼルの外観デザインも現行型のクーペ型のスタイルのキープコンセプトとなることを予想したい。
中国で発売となるSUVの新型アヴァンシアのようにややラグジュアリーで新しいLEDヘッドランプを搭載したデザインがベースになることも考えられるが、これではあまりにも現在のイメージと変わらない。
<新型アヴァンシスの動画>
ヴェゼルがN-BOXのように圧倒的な一強状態であればまだしも、C-HR、次期ジュークといった強豪なライバル車種がいる中で守りの体制に入ってしまえば、一気に存在が埋没してしまう恐れさえある。
それに、現在のホンダのデザインアイデンティティである「EXCITING H DESIGN!!!(エキサイティング H デザイン!!!)」が発表されたのが2013年であることを考えると、次期ヴェゼルがデビューすると見られる2021年では8年目経つこととなり、そろそろ新しいデザインが求められる時期でもある。
それらを踏まえると、EXCITING H DESIGNの次を担う新しいデザインを次期ヴェゼルから採用し、ライバル車に大胆に攻勢に出ると言うシナリオも予想できる。
自動運転とEVがより求められる時代ということもあり、次期ヴェゼルのデザインとしてはアーバンなクーペスタイルのもと、先進性を感じさせるエクステリアに仕上がるのではないかと筆者は予想したい。
先進安全装備にホンダセンシング2を予想
現行ヴェゼルの先進安全装備にはミリ波レーダーと単眼カメラを採用した「ホンダセンシング」が搭載されている。
ホンダセンシングには、
- 衝突軽減ブレーキ 〈CMBS〉
先行車両と歩行者、対向車両に対して衝突の危険がある場合に、衝突回避・被害軽減をサポートする機能。
- 誤発進抑制機能
間違って前に急加速してしまうことを抑える機能
- 後方誤発進抑制機能
間違って後ろへ急発進してしまわないように抑制する機能
- 歩行者事故低減ステアリング
路側帯を歩く歩行者に近すぎてしまった場合に衝突回避のためのステアリング操作の支援を行う機能。
- 路外逸脱抑制機能
自車が車線からはみ出しそうになったときに、車線内へと戻るようにステアリング操作を支援する機能。
- ACC 〈アダプティブ・クルーズ・コントロール〉
設定した車速で車が自動で加減速し、先行車と適切な車間距離を維持しながら追従走行する機能。
- LKAS〈車線維持支援システム〉
高速走行中に、車線からはみ出ないように、車線の中央付近を維持するようにステアリング操作を支援する機能。
- オートハイビーム(ハイビームサポートシステム)
ハイビームとロービームを自動で切り替える機能。
が現在存在している。
ライバルメーカーの先進装備の内容等を踏まえると、今後、
・LKASの全車速対応化
・レーンチェンジ(車線変更)の自動化
といった機能が加わってくることが考えられ、2021年という時期を考えると、それらが実用化されている可能性が十分あると予想できる。
いわゆるホンダセンシング2的な先進安全装備が投入されると筆者は予想している。
今後も需要の右肩上がりとなる可能性の高いSUVで売れ筋モデルだからこそ、次期ヴェゼルには、そのような先進技術投入があるのではないだろうか。
次期ヴェゼルの発売時期はいつ?
気になる次期ヴェゼルの発売時期(フルモデルチェンジの実施時期)だが、現時点では2021年が有力視されている。
ちなみに先程お伝えしたPHEVモデルに関しては、そこから1年程度後の2022年に投入という噂も一部では出ている状況だ。
東京モーターショー2019辺りで何らかの次期ヴェゼルのコンセプトが公開されることを期待したい。
次期ヴェゼルの価格に関しては、先進装備の充実化もふまえて10万円前後の向上と予想する。
次期ヴェゼルのフルモデルチェンジ最新情報のまとめ
SUV市場がブームとなり、今後さらなる需要が見込めるだけに、売れ筋モデルのヴェゼルのフルモデルチェンジが失敗することはホンダとしてあってはならないことだ。
2016年まではヴェゼル一強だった状況から、トヨタC-HRの登場によって一気に勢力図が大きく変わった。
今後、自動運転技術と電気自動車技術が盛り込まれると見られる次期ジュークの登場によってさらなる苦戦もないとは言えない状況だ。
※次期ジュークの詳細はこちらの記事にて
>>次期ジュークのフルモデルチェンジ情報
【ヴェゼルのマイナーチェンジ情報】の記事も参照していただきたいが、ひとまず2018年のマイナーチェンジでヴェゼルは巻き返しを図ることとなる。
2代目となる次期ヴェゼルでは、PHEVや先進技術等でライバルよりも優位な内容を実用化させ、コンパクトクロスオーバーSUVのリーダー的存在となることを期待する。
新しい情報が入れば、追ってお伝えする。