次期エクストレイル フルモデルチェンジ情報!三菱製PHV搭載や2019年デビュー等の予想内容について
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日産の次期エクストレイルには、三菱製のPHV(プラグインハイブリッド)システムが搭載される可能性が濃厚となっている。

現行エクストレイルは、2017年にビッグマイナーチェンジをする中、発売時期としては次のフルモデルチェンジは2019年以降となる見通しだ。

2018年には次期エクストレイルのコンセプトと見られるXmotion(クロスモーション)が公開された(詳しくは本記事内にて)。

今回は、次期エクストレイルのフルモデルチェンジに関する最新情報と予想に関する内容をお伝えする。

次期エクストレイルに三菱のPHV搭載か

日産が、三菱自動車を2016年に傘下に収めたことは記憶に新しい。

今後は、両者の技術交流が盛んになることが予想できる中、日産が三菱の技術を活かしたプラグインハイブリッドを搭載したスポーツ用多目的車(SUV)を両社の提携効果の具体化第1弾として早期に市場投入を目指していることが2016年12月に報道された。

三菱のPHV(PHEV)技術と言えば、アウトランダーPHEVで大きく注目され、今後も三菱の要となる技術として期待されているが、そこに日産が目をつけるのは必然と言えるだろう。

アウトランダーPHEV

ちなみに、今後日産独自でプラグインハイブリッド車を開発しないことを決めた旨を当時社長だったカルロス・ゴーン氏が2016年12月16日の毎日新聞等の取材で示している。

また、先程の報道では、そのPHV搭載SUVとしてエクストレイルが想定されるとされている。

2016年12月時点で早期市場投入という点を踏まえると、2017年もしくは2018年頃とも予想できるが、そうなると次期エクストレイルではなく、現行エクストレイルに追加ラインナップという可能性も否めない。

開発期間を考えると、2017年発売はさすがに厳しく早くて2018年といった所だろう。

また、マイナーチェンジを含むモデルチェンジのタイミング以外にて、エクストレイルPHVを搭載した所でインパクトの訴求には欠ける。

エクストレイルは、これまで初代、2代目は6~7年程度のモデルサイクルでフルモデルチェンジを行っていることを踏まえると、現行型が日本発売された2013年10月から6~7年後の2019年もしくは2020年が有力。

いずれにしても、三菱製PHVを搭載した第1弾SUVがエクストレイルか否かは別にしても、次期エクストレイルでPHVモデルがラインナップされる可能性は高い。

予想できる次期エクストレイルのフルモデルチェンジの内容について

画像は現行エクストレイル

フルモデルチェンジする次期エクストレイルで、現在予想できる内容として一つ挙げると次世代プロパイロットシステムの搭載だ。

プロパイロットと言えば、高速道路上にて一定の条件下にて単一車線の自動走行が可能になるシステムだ。

このプロパイロットは、現行エクストレイルのマイナーチェンジで搭載されるが、次期エクストレイルでは、さらに進化したプロパイロット2.0が搭載される可能性が高い。

なぜならば、日産は2018年に危機回避やレーンチェンジ(車線変更)が複数レーンで自動的に行われる次期プロパイロットを導入することを発表しているからだ。

参考ソース

さらには、2020年までにはプロパイロット3.0と見られる、「交差点を含む一般道でドライバーが運転に介入しない自動運転技術」が導入予定であることも発表されており、次期エクストレイルは発売時期によってはプロパイロット3.0搭載という可能性もある。

これらを踏まえると、次期エクストレイルとしてフルモデルチェンジの目玉内容は

  • 次世代プロパイロット
  • 三菱製のPHVシステム

になると予想したい。

また、日産傘下に入った三菱との提携がより濃密なものとなることでOEM車も増えると予想できるので、エクストレイルのOEM車が三菱から発売されるなんてことも期待できる。

次期エクストレイルのコンセプト候補!クロスモーションが2018年に登場

2018年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)では、次期エクストレイルのコンセプトと思われる3列シートSUVのコンセプトカーが公開された。

それが、「クロスモーション(Xmotion)」だ。

>>Xmotionについて(日産公式サイト)

このクロスモーションのポイントは「ニッサン インテリジェントの力強い側面を追求」「2020年以降の日産ブランドデザインの方向性を示唆」という部分となる。

つまり日産の新テクノロジーを示唆すると共に、今後の日産の新型車のデザインのベースとなることが考えられる。

Xmotionのエクステリアとインテリアデザイン

ここでそのXmotionの外観(エクステリア)と内装(インテリア)のデザインを見ていこう。

フロントビュー

日産のデザインアイデンティティであるお馴染みのVモーショングリルとブーメラン型のヘッドライトを採用し、全体としてはダイナミックでインパクトのあるフロントフェイスとなっている。

特徴的なのは、奥行きのあるフロントグリルであり、これは日本建築からヒントを得たとされる。

ヘッドランプも鍛造された鋼の剣を彷彿させるシャープなデザインとなっており、ここにはハイビーム、ロービーム、ターンシグナル、ポジショニングランプ等、すべての機能が1つのユニットに統合されているという所が大きなポイントだ。

サイドビュー

サイド部分は、U字型のハイライトが入る面構成となっており、これは、「フロントフェンダーからリアフェンダーまで滑らかにフローを作り出す様子は非常に彫刻的な雰囲気をあたえた」とされる。

ダイナミックに演出されているキャラクターラインも特徴的であり、ウインドウ上部に溶け込むルーフの赤い部分がまた独自の世界観を引き立てている。

リアビュー

リアに関しては、フロントと異なりおとなしい印象だが、ポイントとなるのがコンビランプのデザイン。

これは、日本の伝統的な木工である「組子」のディテールやパズルからインスパイアされたものとなっている。

さらにホログラム技術による視覚の錯覚を利用して見せる手法が採用されている点は見逃せない。

落ち着きのある日本の伝統を感じさせるデザインが目指されたと言っても過言ではないだろう。

上部から見たルーフのデザインは、やはり赤いU字型のデザイン部分が特徴的。これは和を感じさせる演出か。

インテリア(内装)

最後にインテリアのデザインがこちらだ。

インテリアのデザインもエクステリア同様に「伝統的な日本の要素」が組み込まれ、そこに未来的なライフスタイルテクノロジーの要素を共存したとされる。

全画面のコクピットは、自動運転時代を見越したデザインと思われ、これがどこまで市販化モデルに活かされるのか注目である。

内装は、アクティブで若いユーザー層の生活スタイルにも適応できる「4 + 2」のレイアウトが提案されており、これは長いホイールベースと、4つのコーナーにタイヤを配することで実現させている。

2組のカップルや子供、ペットなどにも最適な空間を提供するように設計された3列に並んだ独立性の高い座席が注目ポイントとなる。

今後の日産の次世代車のデザインは、

・SUVはXmotion

・セダンはVmotion2.0

がベースとなって作成されると筆者は予想する。

※日産の次世代セダンは超カッコいいデザインへ進化か
>>Vmotion2.0が活かされる次期ティアナのフルモデルチェンジ情報はこちら

SUV市場が過熱する中、ライバルと差別化をどう図れるか

セダンの需要が高かった北米でさえもセダンからSUVシフトの流れが起こり、世界中でSUV市場の需要が高まりつつある。

※日産はジュークをいよいよ全面改良へ
>>ジュークのフルモデルチェンジ情報はこちら

今後、各メーカーはSUVを重視した戦略に移ることが予想されるが、マツダに関しては国内ではミニバン撤退&新型SUVのCX-8を投入予定等、すでにSUVに重点を置いた戦略を打ち出している。

また、日産傘下にある三菱に関しても、アウトランダーやRVRはもちろん、新型SUVエクリプスクロスを発表するなど、SUVに軸足を置いているのは明白だ。

トヨタも2016年12月に発売した新型SUVのC-HRが絶好調であるし、ハリアーの人気も衰えの兆しを見せない。

そんな状況の中、日産のエクストレイルが今後どのような戦略でライバルと差別化を図っていけるのかが重要なポイントとなる。

正直な所、PHVを含む環境技術、自動運転技術は、各社力を入れているため、それだけでは中々差別化は難しい。

日産に関しては、セレナのプロパイロットやノートのe-POWER等々で、「自動運転技術」「電気自動車のまったく新しいカタチ。」というように、本来であれば他社でも似たような技術があるにもかかわらず、革新的な技術として上手くプロモーションを打ち出し注目を集めることに成功している。

今後エクストレイルでは、どのようなプロモーションを打ち出し我々の関心を引いてくれるのか非常に興味深い所だ。

次期エクストレイルのフルモデルチェンジに関する最新情報が入れば、追ってお伝えする。

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