次期アウトバックのモデルチェンジ予想情報!2024年の年次改良と2025年以降の全面刷新について

スバルの国内フラッグシップモデルのレガシィアウトバック。

日本では2021年にデビューした現行型アウトバックだが、北米市場では2019年から販売されているということもあり、そろそろ次期モデルの足音が聞こえる時期となってきた。

この記事では現時点でのアウトに関する今後のモデルチェンジで予想できる内容を中心にお伝えする。

新型アウトバック E型への2024年のマイナーチェンジ(年次改良)予想情報

2024年にマイナーチェンジ(年次改良)するであろうアウトバック E型の改良内容として予想できるのは次の通り。

  • アウトバック E型の予想① デジタルマルチビューモニター(360度トップビュー等)の搭載
  • アウトバック E型の予想② デザインの刷新はなし

アウトバック E型の予想① デジタルマルチビューモニター(360度トップビュー等)の搭載

現行型である2023年発売のD型アウトバックには、車の周りを見渡せる機能であるデジタルマルチビューモニターが搭載されているものの、使える機能はフロント/サイド/リヤの3つのみ。

これが、トップビューと3DビューにもアウトバックのE型で対応すると予想。

空から360度見渡したような映像が確認できるトップビューは、トヨタのパノラミックビューモニターや日産のアラウンドビューモニターで知られているが、2023年に発売した新型クロストレックを皮切りに、スバル車でも複数の車種で採用され始めている。

レヴォーグとWRX S4も2023年の年次改良でトップビューと3Dビューに対応したデジタルマルチビューモニターを搭載したことを考えると、アウトバックにもE型の改良時にトップビューと3Dビューに対応したデジタルマルチビューモニター搭載と予想したい。

アウトバック E型の予想② デザインの刷新はなし

北米仕様のアウトバックは、2022年のマイナーチェンジで大型グリルを採用する等、フロントデザインの大幅変更が行われた。

しかしながら、日本仕様のアウトバックは2022年のC型と2023年のD型のマイナーチェンジではデザイン刷新は行われていない。

実は、現行型アウトバックは、北米仕様は先行して発売しているが、後に販売された日本仕様のアウトバックとデザインが異なっていた。

これを考えると、日本仕様のアウトバックは、2024年のE型への改良でも、北米仕様のマイチェン後のデザインは採用されないと予想する。

次期アウトバック 2025年以降のフルモデルチェンジの予想情報

最新情報をもとに、2025年以降に実施されるであろうフルモデルチェンジ後の次期アウトバックについて以下予想してみた。

  • 次期アウトバック予想① 次世代アイサイト
  • 次期アウトバック予想② 次世代e-POWERまたはEV
  • 次期アウトバック予想③ 自動駐車関連の技術
  • 次期アウトバックの発売時期の予想

次期アウトバック予想① 次世代アイサイト

スバルは、新中期経営ビジョン”STEP”(2018年発表)にて、自動運転関連の内容として「高速道路等(レベル2以上)」を2024年に実用化予定と思える発表を行っている。

それが確認できる新中期経営ビジョン”STEP”の資料の画像が次の通り。

出典:スバル公式

これが、アイサイトX2となるのか、アイサイトXのマイナーアップデート扱いとなるのかは不明だが、この計画が変更されていなければ、アイサイトの機能向上が2024年に行われる可能性が考えられる。

さらに、2023年3月、日刊自動車新聞が「スバルがアイサイトXのハンズオフ走行を全速度域に拡大する」といった旨の報道があったことを踏まえると、ハンズオフ走行が全速度域に対応した最新型のアイサイトXが近々投入されることが予想できる。

参考先(日刊自動車新聞 電子版)

それゆえ、次期アウトバックには、少なくともこの最新型のアイサイトXが搭載されると予想する。

また、スバルは今後アイサイトにAIを活用する見通しであり、その実現に向け、2020年12月、AI開発拠点「SUBARU Lab(スバルラボ)」を開発している。

参考先(スバル公式サイト)

このAI搭載の次世代アイサイトは、2020年代後半に投入が目指されており、次期アウトバックの発売時期によっては、こちらの次世代アイサイトが投入される可能性も考えられる。

次期アウトバック予想② 次世代e-POWERまたはEV

現行型アウトバックには、ガソリンモデルしかラインナップされていないが、次期アウトバックでは電動化が進むと筆者は予想している。

スバルは、電動化計画のアップデートを掲げる内容を、2023年8月、新経営体制における方針の発表にて明らかにした。

出典:スバル公式

上の画像は、その新経営体制における方針の発表で公開されたものだが、次世代e-BOXERとBEV(電気自動車)が

日本では2025年頃から

米国では2026年頃以降から

導入される予定であることが伺える。

ちなみに、次世代e-BOXERにはトヨタハイブリッドシステムを搭載することも明らかとなった。

アウトバックのフルモデルチェンジは早くても2025年以降と予想するため、次期アウトバックの発売時期を考えると次世代e-BOXERを採用したハイブリッドモデルまたはBEVモデルがラインナップされる可能性が十分考えられる。

次期アウトバック予想③ 自動駐車関連の技術

上の「次期アウトバック予想①」で紹介した新中期経営ビジョン”STEP”の資料の画像では、2024年に自動駐車(レベル4)が投入予定であることが伺える。

出典:スバル公式

2024年に自動駐車(レベル4)の機能を備えた車が登場するのであれば、その後に発売される次期アウトバックにも同様の機能が備わる可能性は高いだろう。

スバルの先進装備のアイサイトXがレヴォーグ、WRX S4に続き、アウトバックに搭載されたことを考えると、自動駐車関連の技術もレヴォーグ(レイバック含)、WRX S4、アウトバックの順で搭載されると予想したい。

次期アウトバックの発売時期の予想

現行型アウトバックは、北米市場で2019年に発表され、日本市場では遅れて2021年に販売開始された。

アウトバックはこれまで5~6年でフルモデルチェンジしてきたことを考えると、2019年から5~6年後となる2024年または2025年に次期アウトバックに関する何らかの動きが出る可能性がある。

ただ、2024年は新型フォレスターがデビューするため、同じ年に次期アウトバックが出るとは思えないため、筆者としては次期アウトバックの発表は早くても2025年と予想している。

これまでアウトバックの新型モデルは毎年春に開催されるニューヨーク国際オートショーでワールドプレミアされる傾向にあることを考えると、2025年春開催のニューヨーク国際オートショーに注目したい。

次期アウトバックはレイバックと競合して日本販売終了の可能性は?

レヴォーグのSUVタイプとなるレイバックが日本で発売されたことにより、アウトバックの日本販売終了の可能性を気にする人もいるだろう。

筆者としては、今後もアウトバックは日本で販売されると予想している。

アウトバックは、日本ではレガシィアウトバックの名称で販売しており、国内で唯一レガシィブランドの生き残りとしてラインナップされている。

スバルが伝統あるレガシィブランドを日本から完全撤退させるとは思えないため、次期アウトバックも引き続き日本で導入されると予想したい。

次期アウトバックの続報が入り次第、本記事にて新たな情報をお伝えする。

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