日産リーフがいよいよフルモデルチェンジを行いそうだ。
現行型リーフは、2017年に登場して約7年が経過しており、その後継車種の登場が待たれる状況。
次期リーフに関してはSUV化の可能性が高く、次期リーフのコンセプトと見られるコンセプトカーも登場してかなり期待が高まっている。
この記事では現時点でのリーフに関するフルモデルチェンジ最新情報と次期リーフで予想できる内容を中心にお伝えする。
新型リーフはフルモデルチェンジでSUVになる可能性大
新型リーフのフルモデルチェンジに関する現時点での最新情報は次の通り。
- 次期リーフと見られるコンセプトカー Nissan Chill-Out(チルアウト)
- 2024年の日産新経営計画説明会でデザインチラ見せ
次期リーフと見られるコンセプトカー Nissan Chill-Out(チルアウト)
日産自動車は、長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」(2021年11月29日開催)にて、EVの新型コンセプトカー「チルアウト(CHILL OUT)」を公開した。
このチルアウトこそ、次期リーフのコンセプトカーとして有力視されている。
外観デザインは、クーペライクのコンパクトSUVであり、デジタル要素も多い未来感あふれるカッコいいデザインとなっている。
これまでのリーフのイメージとは大きくかけ離れている物の、今トレンドのSUVのデザインを取り入れることで、本気でリーフを売る戦略かもしれない。
このコンセプトの発表は2021年と少し前になるが、2024年に開催した日産新経営計画説明会にて、ついに市販モデルに近いとも思われるデザインが一部明らかになった。
なお、チルアウトでは、
- CMFEV プラットフォーム
- e-4ORCE
が採用と発表されている。
2024年の日産新経営計画説明会でデザインチラ見せ
日産は、2024年3月25日に新経営計画「The Arc」説明会を開催し、今後の動向等について発表を行った。
その新経営計画説明会では2026年度までに発売されるであろう複数の新型車がシルエットで公開された。
この中で次期リールと思われるのは、真ん中の一番前にいる車だ。
ヘッドライトのデザインはチルアウトにかなり近いため、この車こそがチルアウトの市販モデルの可能性が高い。
他にもこの次期リーフと思われる車のデザインはいくつか確認できる。
リアのデザインはハッキリと確認できないものの、チルアウトのテールライトのデザインに近いと雰囲気が感じられる。
全体的なデザインを見る限り、アリアの弟分のような感じになるのではないだろうか。
新型リーフのフルモデルチェンジで予想できること
ここからは、リーフのフルモデルチェンジで予想できる内容をお伝えする。
次期リーフで予想できるのは次の内容だ。
- 予想① プロパイロット2.1搭載
- 予想② 4WDシステムのe-4ORCE仕様をラインナップ
- 予想③ 次期リーフの発売時期は2025年前後
予想① プロパイロット2.1搭載
次期リーフに搭載される先進安全装備として予想できるのはプロパイロット2.1だ。
現在、日本市場で販売されている日産車の最新のプロパイロットはセレナに採用されているプロパイロット2.0だが、2024年3月に発表されたインフィニティQX80ではプロパイロット2.1が搭載されると発表されている。
プロパイロット2.0とプロパイロット2.1の違いは明らかになっていないものの、次期リーフは最新装備のプロパイロット2.1が搭載されると予想したい。
なお、プロパイロット3.0と思われる次世代プロパイロットに関しては、日産は新経営計画「The Arc」説明会にて2027年に投入予定であることが発表されている。
この後お伝えするが、次期リーフの発売時期は2025年前後と考えると、次期リーフの発売時には次世代プロパイロット搭載はされないと予想する。
予想② 4WDシステムのe-4ORCE仕様をラインナップ
現行型リーフには4WD仕様がラインナップされていないが、次期リーフには4WD仕様がラインナップされる可能性が高い。
なぜならば、コンセプトカー「チルアウト」では、4WDシステムのe-4ORCE搭載がアピールされていたからだ。
それに、e-4ORCEは、アリアに続き新型エクストレイルにも採用される等、新型SUVに採用される傾向もあることから、SUV化する見通しの次期リーフにもe-4ORCE仕様がラインナップされると予想することができる。
予想③ 次期リーフの発売時期は2025年前後
2024年3月に開催された日産の新経営計画説明会では、今後EVに関しては、
- 2024年度:2車種
- 2025年度:2車種
- 2026年度:4車種
を発売予定であることが発表されている。
そのため、次期リーフの発売時期は2024年度~2026年度になると言えるだろう。
ちなみに、今回の新経営計画説明会で公開された新型車の動画では、次期リーフと見られる車が先頭で走っていたり、一番前の真ん中にいることが確認できる。
そういったアピールがされていることを考えると、今後、新型EVとして真っ先に販売するのは次期リーフではないかと予想したい。
2024年度には2車種の新型EVが発売予定となっていることから、その1車種が次期リーフではないだろうか。
リーフは廃止(販売終了)で後継車種に託す可能性も
リーフはフルモデルチェンジをすると3代目になるが、後継モデルはリーフの名称が変更される可能性も取りざたされている。
リーフの次期型のデザインは、SUVになる等これまでと大きく変化することや、ブランド刷新での販売効果を期待できることを踏まえると、名称変更は十分あり得る。
リーフの名称が継続されるのか、モデルチェンジを機にリーフを廃止してブランド刷新となるのか。
次期リーフの続報が入り次第、本記事にて新たな情報をお伝えする。