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日産自動車が販売するリーフがついにフルモデルチェンジを行った。
電気自動車として国内走りがけ的存在となった現在の初代リーフ。
2代目リーフに関しては2017年9月6日にモデルチェンジが発表され、2017年10月2日に発売された。
フルモデルチェンジする新型リーフで注目の変更点を今回徹底解説する。
この記事に書かれていること一覧
2017年にフルモデルチェンジするリーフの最新情報
リーフのフルモデルチェンジのポイントとなるのは主に以下の2点だ。
- 自動運転技術プロパイロット搭載
- バッテリー容量増加による航続距離増加
では、それぞれ詳しく見ていこう。
新型リーフ 自動運転技術プロパイロット搭載
新型セレナ(2016年8月発売)に初搭載された日産の自動運転技術のプロパイロット。
これは、先行車がいる場合という条件があるものの、実質高速道路や自動車専用道路にて単一車線自動走行が可能になるシステムだ。
このプロパイロットがモデルチェンジする新型リーフに搭載されることとなった。
プロパイロット搭載の新型リーフティザー動画
日産は、2017年6月22日に新型リーフのティザー動画を公開。
その動画がこちらだ。
新型リーフには、
- 先行車への追従機能付きクルーズコントロール
- 車線をはみ出さないようにコントロールするレーンキープアシスト
というプロパイロットの機能のほか、
- 自動ブレーキのエマージェンシーブレーキ
- 停止保持の電動パーキングブレーキ
といった先進装備も搭載。
ちなみに、プロパイロットについては、今後2.0、3.0というように進化することが発表されている。
〇プロパイロット2.0(2018年登場予定)
⇒複数車線でのレーンチェンジを自動で可能となるシステムを導入。メルセデスベンツの新型Eクラスですでに搭載されている機能に似たシステムと思われる。
〇プロパイロット3.0(2020年登場予定)
2020年導入予定のプロパイロット3.0では、ついにドライバーが操作せずにインターチェンジでの合流なども含め、一般道路での自動走行(信号・交差点、十字路の判断も含める)が可能となる見通し。
目的地を指定するだけで無人走行で目的地へ送り届けてくれる完全自動走行はさらに次世代プロパイロットとなりますが、そう遠くない未来に自動運転車の登場が期待できる状況。
新型リーフにプロパイロット2.0は?
当初、発売時期が2018年になる可能性も巷で取りざたされていたため、モデルチェンジする新型リーフには、プロパイロット2.0搭載が期待されていた。
しかしなが、発売が2017年ということもあり、結果としては新型リーフに搭載されるのはプロパイロット1.0となった。
自動駐車可能なプロパイロットパーキングがスゴイ!
今回の新型リーフのフルモデルチェンジの目玉の一つとなるのが、国産車初の本格的自動駐車システムとなる「プロパイロット パーキング」の採用について。
プロパイロットパーキングの公式動画がこちら。
- アクセル
- ブレーキ
- シフト
- ハンドル
- パーキングブレーキ
という駐車操作を全て自動で制御してくれるシステムとなっている。
プロパイロットパーキングの仕組みはどうなってる?
海外メーカーに関しては、メルセデスベンツのEクラス、テスラモーターズのモデルS
で同様の自動駐車システムが採用されている。
そもそもプロパイロットパーキングの仕組みはどうなっているのかというと、
- 駐車場に入って、パーキングボタンを押す
- その後徐行で進むとシステムが空いているスペースを検知し、ナビ画面にそれを表示
- 駐車したい場所をドライバーが選択する
- その選択した場所へ駐車できるようにハンドル操作、シフト操作、アクセル、ブレーキ
- 制御等をシステムが自動で行って駐車完了させる
といった仕組みとなっている。
何といっても、日産がこのシステムを国内初の一般車両への搭載を実現させたということが大きなポイントになる。
新型リーフのバッテリー容量が拡大
モデルチェンジする新型リーフのバッテリーに関しては、モデルチェンジ前よりも容量が2倍になると見られている。
そもそも、初代リーフがマイナーチェンジを行った2015年には、充電走行可能距離が280kmへと向上した最大30kWh駆動用バッテリーが新採用されたばかり。
新型リーフに搭載されるバッテリータイプに関しては、現時点では40kWh駆動用バッテリー搭載が発表されている。
<新型リーフ モータースペック>
〇EM57
- 最高出力110kW(150PS)/3283-9795rpm
- 最大トルク320Nm(32.6kgm)/0-3283rpm
<参考 旧型モーターのスペック>
- 最高出力80kW(109PS)/3008-10000rpm
- 最大トルク254Nm(25.9kgm)/0-3008rpm
ただ、今後、60kWh駆動用バッテリーのバッテリータイプが用意される可能性が有力だ。
実際に、新型リーフのワールドプレミアの会見では、2018年にLonger Rangeタイプが出るといったことが分かる映像が公開されているのだ。
新型リーフの航続距離は?
新型リーフの充電満タン時の走行航続可能距離に関しては、JC08モードにて
- 40kWh駆動用バッテリーモデル⇒400km
になり、旧モデルの200kmの2倍の距離となる。
また、今後登場する見通しの60kWh駆動用バッテリーモデルに関しては、550km程度となるのではと見られている。
ただ、バッテリー容量が増えると航続距離がのびるというメリットの反面、充電時間が増えるというデメリットも出てきてしまう。
バッテリー充電時間は・・・
バッテリー充電時間に関しては、100%充電で
- 3kW普通充電器で約16時間
- 6kW普通充電器で約8時間
となる。
ただ、急速充電(200V)にすると、バッテリー容量の80%充電完了まで40分から一時間程度で可能となるため、急速充電は必須となりそうだ。
テスラモデル3といったライバルのEVも出てくるため、日産としては何としても対抗措置を取りたい所だろう。
新型リーフ 世界初の1ペダル「e-Pedal」採用
新型リーフで日産肝いりの技術として投入されるのが「e-Pedal」。
このeペダルに関しては、世界初となるアクセルペダルのみ(ワンペダルのみ)で発進や加速、減速、停止保持が可能となる機能となっている。
eペダルは、専用スイッチを押すことで作動するようになっており、運転の90%をカバーすることが可能に。
1ペダルで大まかの運転が可能となることで、特に渋滞時の運転手の負担が軽減されることとなるだろう。
新型リーフの外観デザインはクール!
新型リーフのデザインについてだが、初めにエクステリアの一部画像がすでに公開されていた。その画像がこちら。
ヘッドライト部分となるが、斜め上へとラインが引かれたチューブ形状のものと、LEDヘッドライトが確認できる。
また、グリルの一部分についても画像が公開されている。
【2017.8.4追記】
日産が、新たな新型リーフのイメージ画像とアニメーション動画を公開。
そのイメージ画像がこちら。
優れた空力性能の新型「日産リーフ」は、エアロダイナミックなスタイルで、EVならではの感動的な走りを実現。
EVのエネルギー効率や航続距離には、空気抵抗が大きく影響しますが、新型「日産リーフ」は、抜群の空力と未来を予感させるデザインで、爽快な走りを提供します。
と表現されている。
そして「エアロダイナミックデザイン」のイメージアニメーション動画がこちら。
<追記>
ついに新型リーフの外観(エクステリア)の画像が公開。
フロントビュー
V-モーショングリルとヘッドランプにブーメラン型ランプシグネチャーを採用。
またクリアブルーで「氷結」がイメージされたフラッシュサーフェイスグリルが特徴的。
またヘッドランプは、LEDのダイレクト照射タイプを採用。
サイドビュー
Cピラーのブラックアウト化された部分が先進性を感じさせられる。
タイヤに関しては、205/55 R16と215/50 R17が用意されている。
リアビュー
リアコンビランプにも、ブーメラン型ランプシグネチャーランプを採用。
どこか、ボルボのV40を彷彿させられる上半分のデザインが印象的。
リアバンパーには、クリーンな環境車を印象付けるブルーのモールディングが採用されている。
ちなみに、Cd値が0.28と、エアロダイナミクスが意識されたボディ形状もポイント。
新型リーフのボディサイズ
新型リーフのボディサイズは以下の通りとなる。
・全長 4,480mm
・全幅 1,790mm
・全高 1,540mm
・ホイールベース 2,700mm
新型リーフのコンセプト画像
新型リーフのコンセプトとなるのが、東京モーターショー2015で公開した「Nissan IDS Concept(ニッサン IDS コンセプト)」。
未来感あふれるデザインに、ブーメラン型形状のヘッドライトとVモーショングリルという日産のトレンドとなっているデザインが採用されている所がポイント。
これらをもとに、海外では次期リーフのイメージCGも作成されていた。
そのCG画像がこちら。
新型リーフのインテリア画像について
新型リーフのインテリア(内装)の画像も一部画像がこちら。
プロパイロット機能使用時のメーターパネル画像となる。
これからの時代を担うEVということもあって、先進性あふれるデザインが期待されるが、スパイショット画像を見るとインパネはそこまで斬新なものではなさそうだ。
そのテストカーのスパイショット画像がこちら。
プリウスPHVのような大型ディスプレイを装備した先進感のあるデザインを期待していた人にとっては、ちょっと寂しい限り。
プリウスPHVの内装画像↓
追記情報 新型リーフの内装画像が公開
新型リーフの内装画像がついに公開。それがこちら。
新型リーフのインテリアは、全体的にシンプルなデザインに。
デザインテーマは、「グライディング・ウイング」となっている。
本革巻きを採用したステアリングには、Dシェイプ型のスポーティなデザインのものが採用されている。
7インチのフルカラーTFTディスプレイをメーターパネル中央に装備。
ブルースティッチの入ったシート&ドアトリム。
インテリアのカラーには、ブラックとエアリーグレーの2カラーを採用。
カーナビに関しては、Appleの「CarPlay」とAndroidの「Android Auto」に対応。
シンプルながらも、ダッシュボード上のパネルには、質感向上を意識した加飾パネルを装備。
新型リーフの発売時期
新型リーフのモデルチェンジの発表に関しては、2017年9月6日に行われ、発売日が2017年10月2日になることとなった。
新型リーフのグレードと価格
フルモデルチェンジ後のリーフのグレード体系と価格については、
- Sグレード(3,150,360円)
ハイビームアシストや、インテリジェント オートライトシステム、e-Pedal等搭載
- Xグレード(3,513,240円)
ヒートポンプ式のエアコン、EV専用ナビシステム・NissanConnect 等を搭載
- Gグレード(3,990,600円)
プロパイロット、プロパイロットパーキング、インテリジェントアラウンドビューモニター、ブラインドスポット警報システム、インテリジェントルームミラー等を搭載。
新型リーフ最新情報のまとめ
自動運転技術とバッテリー性能向上等々、フルモデルチェンジすることで、最先端技術が投入される新型リーフ。
最近では、EV技術を活用したe-POWER搭載の新型ノートが好調ということもあって、新型リーフの販売には大いに期待される状況だ。
充電ステーションの設置台数も増えており、新型リーフ発売によって、2018年以降には電気自動車がより身近な存在になることを期待したい所。
ライバルとしてテスラのエントリーモデルとなるモデル3や、トヨタのプリウスPHVが想定されるが、次世代環境車として覇権を取ることが出来るのか要注目である。
また、その他、日産の電気自動車技術が活用される車種としては、以下の新型モデルが注目されている。
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時間のある時にでも、合わせてお読みいただきたい。