.jpg)
a-satei.com
車を手放す前に調べよう
完全無料でWEBですぐわかる車買取相場。どんな車でも車種・年式をいれるだけ
Ads by Voice Media JAPAN
トヨタ自動車のカムリハイブリッドが2017年7月10日にフルモデルチェンジを実施した。
現行型カムリハイブリッドは、日本では現在、ハイブリッド専用車として販売されており、2014年にはデザインを刷新するほど大幅なマイナーチェンジが実施されたことは記憶に新しい。
次期カムリのフルモデルチェンジの内容としては、デトロイトモーターショー2017にて北米仕様が発表され、TNGAや最新型のパワートレーンを採用するなど、注目どころがいっぱいだ。
今回の記事では、新型カムリハイブリッドのフルモデルチェンジに関する最新情報を記載する。
[ad#toyota1]
トヨタのカムリとは?
トヨタのカムリは、現在日本ではハイブリッド専用の上級FFセダンとして発売されているものの、北米ではベストセラーの大人気車種となっている。
カムリの歴史をさかのぼると、元々は、カローラの上級モデル的存在でかつ、セリカのセダンバージョンとして1980年に「セリカ・カムリ」としてデビューした経緯がある。
その後、1982年にデビューしたV10型の2代目からは単独でカムリ名となり、その後複数のモデルチェンジを繰り返し、今では北米を中心とした世界戦略車にまで成長。
また、2006年に登場した8代目カムリのXV40型からは、海外でレクサスESとして販売されていた高級車のウインダムと統合し、一気に車格が上がったという事情もある。
現在は9代目XV50型として、地域ごとにデザインを変えて販売されている。
そして、いよいよ2017年に10代目が誕生することになるが、次期カムリは日本でも積極的に販売される見通しであり、その動向に注目が集まっている。
新型カムリハイブリッドのフルモデルチェンジ最新情報
カムリハイブリッドのフルモデルチェンジに関する最新情報は以下の通りとなる。
新型カムリハイブリッドがフルモデルチェンジ!発売日は2017年7月10日
10代目となる新型カムリは、まず、2017年1月10日にアメリカで開催されたデトロイトオートショー2017にてワールドプレミアされた。
そのフルモデルチェンジされた新型カムリ(北米仕様)の画像をまずは、ご覧いただこう。
北米仕様の新型カムリにはターボモデルとラグジュアリーモデルの2種類が存在する。
こちらは、新型カムリのスポーティグレードとなるターボモデルのXSEグレード。
トヨタ独自デザインのキーンルークやアンダープライオリティが採用されているものの、これまでのトヨタ車のものよりもレクサスに近いデザインに見え、レクサスISを彷彿させるデザインとなっている。
バンパーコーナーが立体的で大胆な構成となっており、スリムなアッパーグリルと大きく構えたロアグリルを対比させ、低重心感とワイドなスタンスを強調。全体的にかなりスポーティでクーペルックなセダンとなっている。
次に、こちらは、新型カムリのラグジュアリーモデルとなるXLEグレードの画像。
こちらは、モデルチェンジ前の北米仕様のカムリに近いデザインと言える。
次に、新型カムリの内装について見ていこう。
内装についても、トヨタの新しい世代の車を感じさせられる最先端のデザインとなっている。
次世代インターフェースとして、
・カラーヘッドアップディスプレイ
・マルチインフォメーションディスプレイ(メーターパネル内
・8インチオーディオビジュアルナビゲーションシステム
が相互にリンクしており、操作性も大幅に向上。
全体的に流暢な曲線が特徴的な未来感あふれる演出がされた内装と言えるだろう。
新型カムリハイブリッドの日本仕様が公開!ハイブリッド専用継続の見通し
日本にて2011年に発売された9代目カムリハイブリッドは、冒頭でも述べたとおりハイブリッド専用車として、これまでのカムリとは異なるイメージで登場した。
次期カムリに関しても、日本ではハイブリッド専用車となる。
日本仕様の新型カムリには、BEAUTIFUL MONSTER(ビューティフルモンスター)のキャッチフレーズが付けられ、セダン復権を目指し大々的にキャンパーンが行われている。
その日本仕様の新型カムリハイブリッドのエクステリア画像がこちらだ。
これは、米国モデルのラグジュアリーモデルXLEグレードとほぼ同様のデザインとなるが、ドアハンドルがメッキ加飾されていたり、ヘッドライトのサイドマーカーがオレンジではないといった細かな違いが見受けられる。
<ターボモデルXSEの日本発売はなし>
残念ながら、北米でラインナップされているターボモデルのXSEグレードの日本発売は行われず、日本仕様ではラグジュアリー仕様のみのラインナップとなる。
新生カムリとして若年ユーザーを取り込みのであれば、いずれはXSEグレードの日本仕様も欲しい所だが、次のマイナーチェンジ時点での発売を強く期待したい。
マークXとSAIの統合の可能性も取りざたされていることから、マークX廃止と引き換えにXSEグレードの日本導入というシナリオも予想できるが、現時点では情報は出ていない。
<モデリスタとTRDモデルも有り>
新型カムリハイブリッドには、カスタマイズモデルとしてモデリスタ(MODELLISTA)とTRDバージョンも発売される。
最後に日本仕様の新型カムリハイブリッドの内装画像がこちらだ。
新型カムリの機能や装備としては、
大型ディスプレイ(7インチ)のマルチインフォメーションディスプレイ
カラーヘッドアップディスプレイ(最上級グレードのみ)
電動パーキングブレーキ(ブレーキホールド機能付き)
が採用されている点にも注目だ。
日本仕様の新型カムリハイブリッドは、カローラ店に加えて、トヨペット店とネッツ店(東京地区では東京トヨタ)でも販売されている。
なお、トヨタ店で販売されないのは、クラウンとの差別化を図る為と思われる。
新型カムリハイブリッドは、フルモデルチェンジで新型プリウス同様の最新型THSⅡ採用
新型カムリの北米仕様に搭載されるパワーユニットについては、環境性能と高い走行性能を両立させたトヨタ車初となる直列4気筒2.5L直噴ガソリンエンジンの「Dynamic Force Engine」を採用。
これによって、世界トップレベルの熱効率を達成すると共に、レスポンスやトルクを向上することで、燃費と動力性能の大幅向上を実現させた。
また、新型トランスミッションの「Direct Shift-8AT」も採用して世界トップレベルの伝達効率を実現している。
さらにガソリンモデルだけではなく、2015年12月にモデルチェンジされた新型プリウスに搭載された最新型の2.5L用の最新のトヨタハイブリッドシステム(THSⅡ)を搭載したハイブリッドモデルも存在する。
それによって燃費性能も向上し、現行型カムリハイブリッドのJC08モードでも23.4km/ℓ(一部グレードでは25.4km/ℓ)を大きく上回る33.4km/L(Xグレード)を実現。
※Gレザーパッケージ、Gグレードは28.4km/Lとなる
新型カムリのパワートレインのスペックがこちらだ。
【エンジン】
型式 A25A-FXS
排気量 2,487cc
最高出力 131kW[178PS]/5,700rpm
最大トルク 221N・m[22.5kgf・m]/3,600~5,200rpm
【モーター】
最高出力 88kW[120PS]
最大トルク 202N・m[20.6kgf・m]
バッテリーには、リチウムイオンを採用
カムリハイブリッドのライバルとされる、ホンダのアコードハイブリッドの燃費性能が現時点でJC08モードで30.0km/ℓであることから、新型カムリの燃費性能の高さが伺える。
このアコードに関しても、北米モデルが同じく2017年7月14日(北米現地時間)にフルモデルチェンジの実施がすでに発表されている。
つまり、2017年には、セダンとしてアメリカでトップレベルの人気を誇るカムリとアコード共に次世代モデルが誕生するというわけだ。
注目のTNGAプラットフォーム
今回のカムリのフルモデルチェンジでの注目ポイントの一つとしては、TNGA思想の新世代プラットフォームの採用が挙げられる。
Cプラットフォームが採用された4代目プリウスよりも1クラス上のTNGA Kプラットフォームを初採用というカタチになる。
低重心化が活かされ、安定かつ、より快適に向上した走行性能を楽しませてくれるのは間違いない。
新型カムリのボディサイズについて
新型カムリ(北米仕様)のボディサイズについては、以下の通りとなる。
- 全長/全幅/全高(inch) 191.3/72.4/56.7
- ホイールベース(inch) 111.2
そして日本仕様の新型カムリのボディサイズに関しては、
全長4,885mm
全幅1,840mm
全高1,445mm
ホイールベース2,825mm
となる。
新型カムリの安全装備にトヨタセーフティセンスPを採用
新型カムリの安全装備には、トヨタセーフティセンスPが搭載されることとなった。
これによって、
- プリクラッシュセーフティシステム(歩行者検知機能付衝突回避支援型)
- レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御付)
- オートマチックハイビーム
- レーダークルーズコントロール
の機能が備わることとなる。
次期カムリと次期マークXは兄弟車と見られていたが・・・
そして、注目せずにいられないのが、次期カムリと次期マークXの関係。
少し前までこの両車は兄弟車になり、次期マークXに関しては、カムリをベースに作られて、ボディサイズは日本用にふさわしく次期カムリよりもダウンサイジングされると見られていた。
しかしながら、マークXに関しては2016年11月のビッグマイナーチェンジが最後の改良となり、次期マークXの投入がない可能性が有力となりつつある。
⇒マークXのマイナーチェンジが2016年11月22日に実施!2.0ℓターボ搭載は見送り&トヨタセーフティセンスP採用
もしも、兄弟車となる話が進んでいるならば、マークXのブランドが維持されることは嬉しいものの、カムリとの兄弟化というのはマークⅡがマークXに変更された時以来の衝撃であり時代の流れを感じさせられる。
ただ北米では絶大な人気を誇るカムリなので、次期モデルでも同様に北米で人気車種になるのは間違いないだろう。
マークXが廃止の方向ならば、日本でもマークXの層を取り込んで、クラウンに次ぐ人気セダンとして人気を出せるかどうかも課題と言える。
よりスポーティで質感を高めた新型カムリが日本発売されることで、幅広い世代に注目を集めて、日本のセダン市場活性化につながることを期待したい。