ステーションワゴンとして人気を誇るスバルのレヴォーグ。
現行型レヴォーグは、2023年にd型へと年次改良されたが、デザインの変更はほぼなく、SUVタイプのレイバック追加と安全装備向上がメインの改良内容であった。
ハイブリッド車が中心となる現代、レヴォーグはいつまでガソリンターボのみで戦えるのか等、今後の動向に注目が集まる。
この記事では現時点でのレヴォーグに関する今後のモデルチェンジで予想できる内容を中心にお伝えする。
レヴォーグ 2024年のマイナーチェンジ(E型)の予想情報
レヴォーグは、2024年にE型へとマイナーチェンジ(年次改良)する可能性が高い。
そんなE型レヴォーグで予想できる改良内容は次の通りだ。
- アイサイトXのハンズフリーを全車速に対応
- 自動駐車関連の技術投入
- デザインの大幅変更はなしと予想
アイサイトXのハンズフリーを全車速に対応
現行型レヴォーグは、一定の条件の下ハンズフリーが可能な「アイサイトX」を搭載したことが大きな魅力となっていたが、いよいよアイサイトXの内容が進化すると予想。
その理由は以下の2つだ。
- 理由①スバルの新中期経営ビジョン”STEP”にて、2024年に自動運転として「高速道路等(レベル2以上)」と機能向上すると思われる内容の記載がある
- 理由② 2023年3月に日刊自動車新聞がアイサイトXの「ハンズオフ走行」を全速度域に拡大する旨の報道があった
理由①について
スバルは2018年に2025年に向けた新中期経営ビジョン「STEP」を策定しており、その「STEP」の資料にて以下の表記がされている。
出典:スバル公式
2020年に約50km/h以下のハンズフリーが可能なアイサイトXが実用化されたことを考えると、この計画が変更になっていない限り、2024年にアイサイトXのアップデートがあると考えても不思議ではない。
理由②について
2023年3月に日刊自動車新聞は、スバルがアイサイトXのハンズオフ走行を全速度域に拡大する旨の報道があった。
参考先(日刊自動車新聞 電子版)
このことからアイサイトXのハンズオフ走行を全速度域に拡大するのは時間の問題だろう。
以上の理由①と理由②から見て、2024年にアイサイトXのハンズフリーを全車速に対応させる可能性は十分あり得る。
これまでアイサイトツーリングアシストやアイサイトXなど、アイサイトの最新技術はレヴォーグから搭載されてきたことを考えると、アイサイトXのアップデート版もレヴォーグで初搭載すると予想したい。
それゆえ、2024年のマイナーチェンジでレヴォーグにのハンズフリーを全車速に対応したアイサイトXが搭載されると予想する。
自動駐車関連の技術投入
上で紹介した新中期経営ビジョン「STEP」の資料では、2024年に自動駐車(レベル4)と記載されていることが確認できる。
出典:スバル公式
このことから、この計画が変更になっていない限り、スバルは2024年に自動駐車関連の技術を市場投入すると予想できる。
ではどの車にこの技術を最初に載せるのかを考えた時、スバルは日本では最新技術はレヴォーグから搭載させる傾向にあるため、2024年の改良で自動駐車関連の機能をレヴォーグに採用するのではと予想したい。
デザインの大幅変更はなしと予想
スバルは、これまで発売から4年目となるD型モデルでデザイン変更を伴う大型のマイナーチェンジを行う傾向にあった。
しかしながら、現行型レヴォーグは、2023年にD型となる改良でデザインの刷新は行われず、先進装備の拡充がメインの改良内容であった。
他メーカーでも近年は、マイナーチェンジでデザインを大きく変えないケースも多いことを考えると、現行型レヴォーグは次期型まではデザインの大幅変更はないと予想する。
2025年以降の次期レヴォーグへのフルモデルチェンジに関する予想
2代目となる現行型レヴォーグが2020年にデビューしたことを考えると、そろそろ3代目へのフルモデルチェンジが見えてくる時期だ。
ここからは、2025年以降に登場するであろう次期レヴォーグについて予想する。
- レヴォーグ初のハイブリッド追加またはEV化
- 外観デザインでフロントグリルの大型化
- 3代目となる次期レヴォーグの日本発売時期の予想は
レヴォーグ初のハイブリッド追加またはEV化
フルモデルチェンジのタイミングでレヴォーグにもハイブリッドモデルがラインナップされると予想。
スバルは2023年8月に新経営体制における方針を発表し、電動化計画のアップデートを掲げており、昨今の電動化推進の流れを考えると、次期レヴォーグも今までのようにガソリンのターボエンジンのみラインナップというのは厳しいと思われる。
2023年8月に発表されたスバルの新経営体制における方針では以下の画像が掲げられている。
出典:スバル公式
日本市場では、2025年頃から次世代e-BOXERの投入やBEV(電気自動車)の自社生産開始することが伺える。
また、次世代e-BOXERは、トヨタハイブリッドシステムを搭載することが発表されている。
このことから、2025年以降に発売するであろう次期レヴォーグでは、次世代e-BOXERを採用したハイブリッドモデルまたはEVモデルのラインナップがされると予想したい。
外観デザインでフロントグリルの大型化
スバル車のデザインに共通するのは、フロントフェイスに「ヘキサゴングリル」が採用されているということだ。
だが、ここ数年、スバルの新型車はこの「ヘキサゴングリル」を大型化させる傾向にある。
スバル車のフロントグリルの大型化は北米仕様の車に採用される傾向にあるが、次期レヴォーグのフロントグリルにも大型化の流れがくるのか注目所だ。
3代目となる次期レヴォーグの日本発売時期の予想は
3代目となる次期レヴォーグの日本発売時期として筆者が予想するのは、2026年~2027年だ。
日本でのスバル車は、発売から6~7年でフルモデルチェンジする傾向にある。
現行型レヴォーグが2020年に発売されたことを考えると、そこから6~7年後の2026年または2027年に次期レヴォーグがデビューすると予想する。
新型レヴォーグの続報が入り次第、本記事にて新たな情報をお伝えする。
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