日産の次期エルグランド登場に期待できる状況が生まれつつある。
現行型エルグランドは、2024年現在、14年近く販売され続けており、モデルチェンジはいつかと長らく待たれてきた。
このままエルグランドは廃止されるのではと思われた方も多いだろうが、2025年前後に新型にフルモデルチェンジする可能性が浮上し話題となっている。
この記事では現時点でのエルグランドに関するフルモデルチェンジ最新情報と次期エルグランドで予想できる内容を中心にお伝えする。
エルグランドのフルモデルチェンジは2025年か2026年に来そうだ!
日産は、今後の新型車に関する情報を2024年3月25日に開催した新経営計画「The Arc」説明会で明らかにした。
それにてエルグランドのフルモデルチェンジの時期が予想できるため、
- 2024年の日産新経営計画説明会でヒント
- 日本で2025年度はe-POWERの新型車は1台のみ
それぞれの情報をお伝えする。
2024年の日産新経営計画説明会でヒント
2024年3月25日に開催された日産自動車の新経営計画「The Arc」説明会にて日本では、「2026年度までに乗用車モデルラインアップの80%を刷新して5車種の新型車を投入」と発表。
このことから新型エルグランドへのフルモデルチェンジがあるならば、2026年度までに行われる可能性が高い状況だ。
日本で2025年度はe-POWERの新型車は1台のみ
日産自動車の新経営計画「The Arc」説明会では、グローバルで
- e-POWERの新型車は2025年度に1車種、2026年度に3車種
- EVの新型車は2024年度に2車種、2025年度に2車種、2026年度に4車種
- PHEVの新型車は2025年度に1車種、2026年度に3車種
であることが明らかになった。
それゆえ、新型エルグランドがe-POWERだった場合、2025年度または2026年度いずれかに販売されることが考えられる。
ちなみ日産は、新型キックスを2024年3月に北米で発表しましたが、今の所、新型キックスはガソリンモデルのみしか発表されておらず、e-POWERモデルはまだ公開されていない。
新経営計画「The Arc」説明会では、2024年度はe-POWERの新型車の登場はないととらえることのできる内容だったので、新型キックスのe-POWERが登場するならば2025年度か2026年度になる。
もし、新型キックスe-POWERが2025年度に発売されるならば、e-POWERの新型車は2025年度に1車種しか出ないため、新型エルグランドがe-POWERで出るならば、2026年度になってしまうので注意が必要だ。
ただ、新型エルグランドがe-POWERではなく、EVの場合だと2024~2026年度、PHEVだと2025~2026年度の発売が有力となる。
次期エルグランドのデザインはデジタル×エレガントか?
次期エルグランドのデザインに関しては、次期エルグランドと見られるコンセプトカーの登場やシルエットの公開などで詳しく予想できる状況にある。
そこで以下の内容をお伝えする。
- コンセプトカー「ニッサン ハイパーツアラー」で分かる次期エルグランドの方向性
- 新経営計画説明会動画で見えた新型エルグランドらしきエクステリアの一部
- インフィニティQX80級の高級内装に期待
コンセプトカー「ニッサン ハイパーツアラー」で分かる次期エルグランドの方向性
日産は、2023年10月にプレミアムEVミニバンのコンセプトカー「ニッサン ハイパーツアラー」を公開。
「日本の伝統と先進技術が実現するおもてなし」を意識したプレミアムミニバンということから、これが次期エルグランドのコンセプトカーである可能性は高い。
デザインは、日本の伝統美を表現したとのことであり、美しく未来感あふれるデザインとなっていることが伺える。
「ニッサン ハイパーツアラー」は、
- 自動運転をはじめとする数々の先進技術を融合
- 高いエネルギー密度の全固体電池
- 進化した電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」
等、プレミアムなEVというだけでなく、日産の先進技術を堪能できるという内容になっている。
このことから、次期エルグランドは、先進的な技術を活用したEVミニバンとして登場することを予感させられる。
単なる高級ミニバンとしてではなく、これからのEVの時代で代表的な高級ミニバンとして活躍できるように次期エルグランドは位置づけられるかもしれない。
新経営計画説明会動画で見えた新型エルグランドらしきエクステリアの一部
2024年3月25日に開催された新経営計画「The Arc」説明会では、複数の日産の新型車のシルエットが映った動画が公開された。
その中にミニバンが含まれており、次期エルグランドと見られる車も映っていることが話題となった。
次期エルグランドと見られる車を見る限り、横一文字型のヘッドライトとテールライトを備えていることが伺える。
シルエットしか映っていないものの、次期エルグランドはかなり迫力のある先進的なミニバンとなりそうだ。
インフィニティQX80級の高級内装に期待
次期エルグランドのコンセプトカーと見られる「ニッサン ハイパーツアラー」では、かなり先進的な内装デザインを採用している。
コンセプト色が強いため、市販モデルでは、現実的に落ち着いたデザインになる可能性が高いが、インフィニティQX80級の内装デザインになることを期待したい。
インフィニティQX80は2024年3月に発表された日産がインフィニティブランドで発売するフラッグシップSUVであり、先進的で豪華な内装デザインが特徴だ。
この内装ならば、トヨタのアルファード/ヴェルファイアと十分戦えるデザインと言える。
エルグランドのフルモデルチェンジの予想はこれだ
エルグランドのフルモデルチェンジに関する予想は次の通りだ。
- プロパイロット2.1 or 次世代プロパイロットの採用
- EVだけでなくターボを活用したe-POWER
プロパイロット2.1 or 次世代プロパイロット(プロパイロット3.0)の採用
コンセプトカー「ニッサン ハイパーツアラー」では自動運転技術が強くアピールされているだけに、次期エルグランドには新型セレナに搭載されているプロパイロット2.0以上の先進技術が搭載される可能性が高い。
現時点で最新版のプロパイロットは、2024年3月に発表されたインフィニティQX80に搭載されるプロパイロット2.1だ。
プロパイロット3.0と思われる次世代プロパイロットに関しては、日産は新経営計画「The Arc」説明会で2027年に投入予定であることを明かしている。
次期エルグランドの発売時期を考えると、発売当初に次世代プロパイロットを搭載できると思えないため、プロパイロット2.1を搭載するのではないかと筆者は予想している。
EVだけでなくe-POWERかPHEVもラインナップと予想
コンセプトカー「ニッサン ハイパーツアラー」がEVミニバンであることから、次期エルグランドはEVになる可能性が十分ありうる。
ただ、アルファードが大人気となり、日本市場で高級ミニバンの需要が多い今、大きく普及を狙うならばEV一本化は厳しい。
そこで普及を目指すために、次期エルグランドにはe-POWERまたはPHEVモデルもラインナップされると予想する。
e-POWERを搭載するセレナと差別化する意味でも、次期エルグランドはPHEVモデルが採用することを予想したい。
次期エルグランドの続報が入り次第、本記事にて新たな情報をお伝えする。
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