レクサスに新型コンパクトSUVとしてレクサスUXが2018年11月にデビューする。
デザインや装備内容等以外にも、価格や発売日も明らかになっており、今回は、レクサスの新型コンパクトSUVとなるレクサスUXの最新情報をお届けする。
レクサスUX 最新情報まとめ
レクサスUXの注目ポイントは以下の通りとなる。
レクサスUXの外観デザイン
レクサスUXのエクステリアには流行りのクーペ調のスタイルを採用。
よりスポーティなデザインを採用した“F SPORT”も用意されている。
横一直線のデザインを採用したリアコンビランプデザインが特徴的。
レクサスUXの内装デザイン
インテリアには、レクサス新世代のデザインを採用。
ナビゲーションモニターには10.3インチのワイドディスプレイを採用している。
レクサスUXのボディサイズ
レクサスUXのボディサイズは、全長4,495mm、全幅1,840mm、全高 1,540mm、ホイールベース 2,640mmとなる。
レクサスUXのパワートレインとエンジン
レクサスUXのエンジンには、ダイナミックフォースエンジン(Dynamic Force Engine)を採用。
そして、「直列4気筒の2.0Lガソリンエンジン搭載モデルのUX200」と「直列4気筒2.0Lエンジン+電動モーターを組み合わせたハイブリッド(THSⅡ)搭載モデルのUX250h」の2種類のタイプが用意。
レクサスUXの先進装備
先進装備に第2世代Lexus Safety System +を採用。
また、ヘッドアップディスプレイ、ブラインドスポットモニター、パノラミックビューモニターがオプションで用意される。
レクサスUXの燃費性能
燃費性能は以下の通りとなる見通し。
レクサスUX200(FF):17.4km/L
レクサスUX250h(FF):26.4km/L
レクサスUX250h(AWD):25.2km/L
レクサスUXの日本発売日
レクサスUXの日本発売日は、2018年11月27日となっている。
レクサスUXのコンセプトカーがコレだ!外観・内装デザインをチェック
2016年9月29日からフランスで開催された「パリモーターショー2016」でレクサスUXのコンセプトカーとなる「UX Concept」が世界初公開となった。
そこで公開されたレクサスUX Conceptの画像がこちらだ。
フロントグリルのデザインに関しては、次期レクサスLSのコンセプトカーのレクサスLF-FCに似たアグレッシブなデザインとなっている。
〇参考 レクサスLF-LC
また、電子ミラーが採用されている点も見逃せない。
次にリアのデザインに関しては、新型プリウスPHVやSAIのようにリアコンビネーションランプが一つに繋がっている所が、次世代のデザインを感じさせられる。
次にインテリアの画像がこちら。
観音開きな部分が目を惹くが、これは日産マーチのコンセプトカーのSWAYを彷彿させられたのは筆者だけだろうか。
レクサスUX Conceptのシートには、「Kinetic Seat Concept(キネッティックシート)」と名付けられた新コンセプトのシートを採用。
これは、人工合成クモ糸繊維を採用しており、クモの巣パターンのネットシートで身体を包み込んで、乗員に発生する荷重を分散すると共に、高いサポート性を確保しているとされている。
<Kinetic Seat Concept>
運転席側にあるインストルメントパネルには透明な球体ホログラムが、そしてセンターコンソールにはクリスタル形状のホログラム映像が浮かび上がっており、これらからレクサスUXは3Dのヒューマンマシンインターフェース技術(HMI)等の最先端の機能を搭載した未来志向の車であることが伺える。
3Dで操作できるこのコンセプトが製品化されれば、レクサス車の新しいインターフェイスとして大きな売りになることは間違いないだろう。
他にも、先程紹介した電子ミラーに加え、調光ガラスといった先進装備も採用されることとなる。
レクサスUX Conceptのボディサイズに関しては、全長4,400mm×全幅1,900mm×全高1,520mm、ホイールベース2,640mmとなっている。
レクサスUXの市販モデルのデザイン情報
2018年2月27日に、レクサスは、市販モデルとなるレクサスUXのエクステリアとインテリアデザインを公開。
市販モデルのレクサスUXのデザインは次の通りだ。
レクサスUX200の外観デザイン
三眼LEDヘッドランプの上部にアローヘッド形状のクリアランスランプを配置。ブロックメッシュ形状のフロントグリルにも注目。
レクサスUX250h “F SPORT”の外観デザイン
コンセプト同様、リアの真横一直線型のテールランプが特徴であり、細かい部分としてはテールライト内の端部分にレクサスのロゴが入っている所にも注目したい。
また、フロントのデザインは、コンセプトをベースに大まかに再現していることが伺える。
ホイールに関しては、17インチと18インチを用意。
ボディサイズに関しては、全長4,495×全幅1,840×全高1,520mmとなる。
現行レクサスCTよりも大きく、NXに近いサイズと言える。
<レクサスCTのボディサイズ>
全長 4,355mm×全幅 1,765mm×全高 1,460mm<レクサスNXのボディサイズ>
全長 4,630mm×全幅 1,845mm×全高 1,645mm
プラットフォームには、GA-Cプラットフォームを採用。
インテリアの画像に関してはこちらだ。
エアコン吹き出し口の真ん中には新たなデザインの丸形状のノブを採用。機能としては、電動パーキングブレーキのホールドスイッチや、スマホの非接触型の充電装備qiの装備が伺える。
タッチパッドに加え、オーディオ用のスイッチも搭載されている。
レクサスの他の上級モデルと比べるとシンプルに見えるが、大型ディスプレイが印象的。
また、UXコンセプトで採用されていた3Dのホログラム等のヒューマンマシンインターフェース技術は現時点では発表されていない。
ちなみにレクサス公式による動画はこちらとなる。
パワートレインのエンジンについて
レクサスUXのパワートレインには、
- 新開発の直列4気筒2.0L直噴エンジン搭載のガソリンモデル(UX200)
- 直列4気筒2.0L直噴エンジンと組み合わせた新開発のハイブリッドシステム搭載モデル(UX250h)
の2つを採用。
高出力の実現のため、可変制御システム、高速燃焼技術、排気・冷却・機械作動時といった部分にてエネルギーロスを少なくし、熱効率を向上させているのがDynamic Force Engine(ダイナミックフォースエンジン)。
世界トップレベルとなる熱効率41%を達成させ、これまでのエンジンと比較し、低回転から高回転まで全域でトルクアップさせている所が特徴。
レクサスUXの2リッターエンジンのDynamic Force Engineは、カムリの2.5Lのダウンサイズ版となる。
トランスミッション Direct Shift-CVT
レクサスUXのトランスミッションのCVT(無段変速機)にDirect Shift-CVTが採用される。
4輪駆動方式 HV4WD E-Four
レクサスUX250hには、4輪駆動方式となるE-Fourも採用される。
先進安全装備に第2世代の「Lexus Safety System +」を採用
レクサスUXの先進安全装備には、第2世代の「Lexus Safety System +」を採用。
プリクラッシュセーフティ(PCS)はもちろん、車線からはみ出さず、中央を走るようにステアリング支援する機能のレーントレーシングアシストを含んだ高度運転支援機能Lexus CoDriveも採用。
アダプティブハイビームシステム(AHS)、ロードサインアシスト(RSA)、パーキングサポートブレーキ、パノラミックビューモニターといった先進機能も導入され、車格に捉われない充実した装備が活用される。
また、
- ブラインドスポットモニター
- パーキングサポートブレーキ
- パノラミックビューモニター
もオプションにて用意されている。
レクサスUXは、実質C-HRのレクサス版
レクサスUXには、次期レクサスCTと同じく4代目プリウスと同様の新型プラットフォームのTNGAが採用されることとなる。
2016年末に4代目プリウスのクロスオーバー車種であるC-HRが登場することを考えると、次期レクサスCTが4代目プリウスのレクサス版、レクサスUXがC-HRのレクサス版と考えるのが妥当だろう。
これまでレクサスのSUVに関しては、LXがランドクルーザー、RXがハリアー、NXがRAV4というようにベースとなるトヨタ車が存在してきた。
しかしながら、レクサスUXが4代目プリウスやC-HRと決定的に異なるのはパワートレインだ。
レクサスUXには、直4の2ℓの次世代エンジンが採用されることとなり、ハイブリッドモデルに関してもこの次世代エンジンが用いられることとなる。
実態は次期レクサスCTのSUVモデルとして先行販売か
レクサスUXは、実質的には、次期レクサスCTをSUV化させた派生車種的存在と見られている。
現段階では、次期レクサスCTの発売は、最大で2021年までフルモデルチェンジが行われない可能性さえ浮上しているのだ。
レクサスUXの価格
レクサスUXの価格がこちらだ。
UX200の価格
・UX200ベース:390万円
・UX200“version C”:414万円
・UX200“F SPORT”:443万円
・UX200“version L”:474万円
UX250hの価格
・UX250hベース:425万円
・UX250h“version C”:449万円
・UX250h“F SPORT”:478万円
・UX250h“version L”:509万円
UX250hモデルのみAWDモデルも用意されている。
AWDの場合、価格は26万円アップとなる。
レクサスUXの日本発売日は2018年11月27日
レクサスUXは、2018年11月27日に日本発売。
300万円台スタートのエントリーモデルとなるレクサスUXは、レクサスのシェアを伸ばす起爆剤となる可能性は非常に高い。
次期レクサスCTの情報とともに、レクサスUXの続報に期待してほしい。
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